コロナ騒ぎが始まって3年と2カ月、このところなんとなくコロナ休戦になった模様で、マスメディア報道がめっきり少ない。
でも終戦じゃない証拠には、やはり昨日だって感染者が1万5千人近くも出たし、67人も死んだのだ。
だが世の中はコロナを忘れたみたいである。わたしも忘れているのだが、外出するときに習慣となっているマスクをつけた時だけコロナの世であることを思い出す。
●2020年1~3月のコロナ
ちょっと思いついて、コロナニュースに初めて出くわしたころの私の日記(抄)を読んでみた。ここに日記本文ではなくて、ある会の機関誌に3カ月ごとに抄録を掲載するのだが、その2020年1月から3月初め分抄録をここに載せる。
チャイナの武漢の話から始まり、日本初のコロナ死者、クルーズ船コロナ禍、学校閉鎖、非常事態へと歩む初期の緊張を思い出す。
・2020年1月
24日【武漢三鎮】中国の武漢をコロナ軍が攻撃中とか、武漢と聞けば1938年「武漢三鎮攻略作戦」日中泥沼十五年戦争、あの時は陥落したけど最後は追い出したから、今度も頑張ってね。
29日【新型コロナ肺炎流行】新型風邪大流行開始の危機、用もないのに出歩くと犯罪扱い、うちで寝てると年寄りはそのまま寝たきりに、積極的に出かけてコロリがよしと思えど低死亡率、どうしたもんかねえ。
・2020年2月
6日【身近なコロナ】コロナに襲われ幽閉された大型船客ら3700人、その船がうちの5キロほど先の横浜港埠頭にいるとて野次馬遠望してきた。遠い武漢が一気に身近、現代社会は脆弱、中世ペストと大差ないか。
24日【感染覇権あらそい】現在感染者数は中77000人、日855人、韓833人、チャイナが群を抜いて新興国覇権ぶり、後塵を拝して日本は第2位、日本に負けるなコリアが3位、中日韓アジア3大国の覇権争い中。
26日【日韓逆転】韓1261人、日869人、おお、大逆転されたあ、いや、そういうもんじゃないか。
28日【コロナ死亡】日本ついに10人、人生最期くらいは流行最先端ベスト10入り狙ってたのになあ。
29日【学校閉鎖】インフルエンザで毎年千人以上死ぬのに、コロナならどうして百人で全国の学校閉鎖するほどの大騒ぎなのですか?、教えてください。
・2020年3月
2日【濃厚接触回避】今朝のニュース『首相は、換気が悪く人が密集する空間に集まることを避けるよう国民に求めた』ってさ、次は『狭い空間で男女濃厚接触行為を避けるよう求める』んだね、人口減るばかり。
4日【騒ぎ過ぎかな】世界的コロナ感染で日本は学校閉鎖、だが身辺は何事もなしなのに、観光地ガラガラ、乗り物ガラガラ、飲食店ガラガラ、こりゃあ快適だ、当分続いてくれ。3月5日【非常事態宣言】安倍首相は強制力ある非常事態宣言発令願望らしい、宣言1号「全国民の男女狭隘空間濃厚接触禁止」、宣言2号「全国民の空気吸引禁止」とか、堂々とピンピンコロリ政策ですな。
●2023年2月のコロナ
コロナ騒ぎが始まって3年と2カ月、このところなんとなくコロナ休戦になった模様で、マスメディア報道がめっきり少ない。でも終戦じゃない証拠には、やはり昨日だって感染者が1万5千人近くも出たし、67人も死んだのだ。
だが世の中はコロナを忘れたみたいである。わたしも忘れているのだが、外出するときに習慣となっているマスクをつけるときにコロナの世であることを思い出す。逆に言えばマスクがないとコロナもなくなるのだ。これでよいのだろうか。
病理学的なことは分からないし興味もないが、社会学的にまことに面白い世の中であると思う。壮大なる社会実験をやっているのだ。実験の結果で社会はどう変わるのか、もう3年もやっていると、すでに社会は変わったに違いない。誰か社会学者がそのあたりをうまくまとめて書いてくれないものだろうか。自分自身のことを客観視はできないものだ。
コロナ第8波(どうしても八波むと志を連想する)は、感染者数は第7波に次ぐ多さだったし、何よりも死者数は第7波を越えて日本一の大山だったのだなあ。第7波の時よりもワクチンが普及するから感染者も死者も減る、と言われいたような気がする。だが、これではワクチンは関係なかったみたいな数字だぞ。なんかへんだなあ。
あ、そうだ、1月末に飲み会やろうと、大学同期生たち7人で集まる企画を立てていたら、うち一人がコロナ感染してみんな我がことと思い、急遽延期したのだった。コロナはわれらが超高齢者の身に迫ってきた体験だった。
幸いにもその感染した知人は基礎疾患あるのに治癒して、3月末に飲み会をやり直すことにしたのだ。その前にまた誰かが感染するかも知れない。
そんな大物の第8波だったのにしては、第7波ほどに騒がなかったのは、いったいどうしてなのだろうか。もう人間がコロナ慣れして、何が起きても無視するようになったのか。あるいはコロナ疲れしてもう何もしたくなくなったのか。あるいは政府に資金が尽きてしまって何もしないという政策を選択したのか???
でもこれまでの波の具合から考えて、このままパタリとコロナがオサラバしてくれるとは思いにくい。3年前の出だしからの波の具合の逆をたどって、次第に減衰すると考えるのが普通だろう。そうっだ、年未にまたやってくるに違いない、そう、年末が危ない。
そこで狂歌を1首
●日本都道府県別コロナランキング
都道府県別のコロナ防疫ランキングで、当初からいつもトップを走ってきた鳥取県は、いまも堂々たるトップをである。同様に2位を走ってきた隣の島根は、このところ四国の徳島に追い抜かれている。4位は四国の高知、5位は東北の秋田、ついで福井、山梨と続き、ここまでベスト7が10万人台である。
ワーストランキングトップはもちろんいつも東京である。ついで大阪、神奈川、愛知、埼玉、福岡、兵庫、千葉、北海道で、ここまでが100万人を超えている。
これらベストもワーストも順番は原則として総人口順であるが、若干の入れ替わりもある。特異なのはワースト14にある沖縄県で、県の総人口では30位にあるのだから、コロナ感染率が異常に高い。これは観光客の入れ込みが影響したのだろうか。
●プーチン戦争とコロナ
ウクライナでのプーチン戦争はいっこうに終わろうとする気配がない。2022年3月1日のブログにウクライナとロシアのコロナ模様を書いているが、両国ともに数回のコロナ大波の襲われてた。そしてこう書いた「第1次大戦時のスペイン風邪ウィルスのように、戦争終結に寄与してくれることを期待するしかない。戦争よりもウィルスのほうがまだましだろう」
その後にもウクライナのコロナ状況を見ていたのだが、すぐにコロナ統計が出てこなくなった。それはそうだろう、戦乱の中では統計どころではないだろう。
もちろんロシアの方のコロナは昨年秋には猛威を振るっているのだ。だが、コロナと戦争が関連するニュースを見ない。どうもコロナにはスペイン風邪の様に戦争を止めてくれる力はないらしい。
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