2024/10/20

1842【渋谷浦島太郎気分・2】渋谷ヒカリエから街を俯瞰すれば大変化あるようだが基本は変わらぬまま

 (承前) 

 渋谷駅に久しぶりいやってきて、駅の西側のまるで戦災風景再現にビックリ仰天、逃げ出して駅の東側に行こうとしたら、線路跨ぐのに今どき階段を三階分も歩かされて、超高齢者はこれでもう大往生か。

 それでもどうやら駅東のヒカリエにたどり着いた。久しぶりにシアターオーブ展望ロビーに立って外を眺める。ここからは西側の渋谷駅方面を眺めても、もうビルのガラス壁ばかりで、なんともつまらないことになっている。

 それでも、かろうじて地下鉄銀座線の新駅とその引き込み線路を見下ろす。もう東横デパートは影も形もない。浦島気分である。

ヒカリエ展望ロビーから銀座線を見下ろす 2024年10月


 同じアングルでの2016年の風景を見ると、まだ銀座線を飲みこむ東横デパートが建っている。そしていまでは銀座線の高架すれすれにビルが迫って建ったことが分かる。
ヒカリエ展望ロビーから銀座線を見下ろす 2016年11月
 
同上のアングルの2024年10月15日の風景

さらに右へとみる風景 2024年10月15日

 同じく展望ロビーからの、2012年の風景を見よう。ヒカリエはこの年に開業した。その展望ロビーの公開を喜んだ記憶がある。
2012年5月の風景
 こうやって昔と今の東京街並みを比べると、局部的に高層ビルがばらばらと建ち換わるが、基本的には何も変わっていないらしいことが分かる。渋谷駅もその通りで、建物を高くしただけで、道や鉄道や河川は変わらないのだ。

 ついでにその2012年の渋谷駅の俯瞰の写真を載せておこう。いまではヒカリエに登っても、もうこんな駅風景を撮ることができなくなった。
2012年5月の東横線渋谷駅

 これらの写真を撮っているヒカリエの姿を載せておく。
2024年10月のヒカリエとその隣の姿


 ついでにヒカリエが建つ前のに建っていた東急文化会館の姿も載せておく。
東急文化会館 取り壊し寸前

東急文化会館が取り壊されてヒカリエが建つ前の渋谷駅前の東側風景 2009年10月

 こうしてみると、ヒカリエの隣に建つ3本のビルは、広告看板がつけ変わっているが、昔のままであることが分かる。浦島太郎気分だ。
 ついでにヒカリエビルの姿について感想を書くと、あの凸凹積み木細工デザインは、隣の3本のビルに習ったのかもしれない。多様というか異様な姿のビルが並び立つ東京風景、それを上下に重ねて見せてくれているのがヒカリエなのだ。(つづく)
(20241120記)
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伊達美徳=まちもり散人
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