秋晴れに誘われて、「浜離宮庭園」に遠足に出かけた(2026年10月31日)。
巨大再開発が連続進行する東京都心地域で、かの江戸の大名庭園という名勝景観が、どう変化してきているか、この先にどう変化するのか、以前から興味を持っている。時々眺めに行って潮入り庭園内を回遊して江戸を味わい、周りの森の上に顔を出す現代東京を眺め、江戸と東京が交わる変容ぶりを楽しんでいる。
まずは入園の時にもらったパンフの表紙写真を見よう。
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| (図1)浜離宮庭園パンフレット表紙(右が本物) |
そこで左のようにAIで戯造してみた。これなら庭園の中心となる「潮入の池」の中にある「中島茶屋」も生きるというものだ。
もちろんん、わたしは今はこうなっていることをすでに知っている。このブログに書いている(参照→浜離宮庭園景観変貌)。
さっそくこの表紙にある中島の茶屋の今日の景観を見に行きたいが、その前に浜離宮庭園の周囲も含めての全体像を俯瞰しておこう。
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| (図2)東京中心部の浜離宮庭園の位置 庭園北の空き地は築地市場跡地 google earth |
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| (図3)周囲を再開発超高層ビル群で取り囲まれた google earth |
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| (図4)潮入池から北西方面のパノラマ 左(東)は汐留再開発ビル群 |
この写真(図4)の右半分には森の向こうにはいくつかの高層建築が見えるが、超高層建築は見えない。池の中の茶屋が中心に見える。その上空にも池中にも、庭園の外部にある超高層建築がある。この庭園景観をどのよう考えて観賞しようか。
浜離宮庭園の敷地内は都市公園の整備がされ続けて、江戸の回遊式庭園としての景観が保たれている。しかし、その背景には東京の再開発ビル群が無理やりに、池の中までも押しかけてきた。そして今は借景式庭園になっている。これをどう眺めようか。
とりあえずは、これらの押しかけ借景ビル群が存在しない景観にしてみた(図5)。おお~、すっきりしたなあ~。押しかけ借景のビル群がないと、こうものびのびとしているものか。
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| (図5)浜離宮庭園景観に見える外部と池中の建築群を消した戯造画像(AIによる) |
もっとも、この庭園にしても、東京湾を埋め立てして土地を作り、そこにまた海水を引き入れる池を作り、島を作り、木野橋をかけ、茶屋を建て、作庭したという、これも再開発の一種でもあった。
●浜離宮庭園から見る北側の景観変容
上のパノラマ写真(図4)の右の北方にも視線を回して観たパノラマ写真は次の通り(図6)。こちらの森の上にはほとんど超高層建築は見えない。後述するが、浜離宮庭園で森の上に外の超高層ビル群が見えないのはこのあたりのみで、他はどこもビルに囲まれた。
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| (図6)浜離宮庭園の潮入の池から北東方向の景観 AIによる |
しかし、この(図6)の森の上空にも、やがて出現してくるのが、現在進行中の築地市場再開発事業による超高層ビル群である。その出現により、浜離宮庭園の四周全部に、押しかけ借景ビル群がある庭園景観が完成することだろう。
それはどのような景観だろうか。築地市場再開発計画により出現する超高層建築群が、浜離宮庭園に押しかけ借景をする予想図は、当該環境影響評価書に公表されているので、それを参考にして、(図6)をもとに戯造景観予想図(図7)をAIに作らせた。
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| (図7)浜離宮庭園に隣接する築地市場再開発事業完了後の景観予想図 AIによる |
この(図7)作成の資料にした「 築地地区まちづくり事業環境影響評価書案更新日2026年8月4日」の中の、当該景観評価関係の記述部分のみを引用すると下記のとおりである。
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| 築地地区まちづくり事業環境影響評価書案(523ページ) |
つまり、「新築建築物軍は既存の建築物群と連続する都市的な景観の要素として認識される」から、これでよいのであるらしい。最も肝心のそれらが大きく影響を及ぼしている庭園的景観について、どのように考察し評価しているのか書いていない。









