ラベル 戦争ショック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 戦争ショック の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022/11/30

1659【プーチン戦争止まず】世界戦争の気配濃厚、戦争に便乗核発電復活、景気を左右する死の商人

熊五郎:やあ、ご隠居、元気ですかあ。

ご隠居:おお、熊さんかい、元気だけどちょっとしょげてもいる。

:え:どうかしましたか、ははあ、転んだな。

:おお、ずばり、その通りだよ、大通りの真ん中でバタリ転倒した、もう歳だよ。

:でも、見たところぴんぴんしてますね、それだけ元気なら大丈夫。

:打撲で手がちょっと痛いけど、骨はなんともないとX線で分かったよ。

:まあ、あっちでやってる戦争のことを思えば、転ぶくらいなんともない。

ウクライナ戦況(NHK)
:え、その言い方は、わたしが少年のころあったなあ、「戦地の兵隊さんのことを思えば、それくらいなことは、」ってね、それが今や復活かい、怖いね。

:え、太平洋戦争中のお小言の常套句でしたか、しらなかった、そりゃどうもすみません。

:いいよいいよ、でもねえ、プーチンがウクライナで戦争を再開してからもう9カ月、あの軍事大国ロシアが軍事弱小国を未だに攻略できないの何故かねえ。

:そりゃもう、今や事実上は国際戦争もしかして第3次世界大戦になっているからでしょうよ。西側諸国のウクライナへの兵器供与に対抗して、ロシアは自国産兵器だけではなく、イランから攻撃用ドローンを輸入して使っているとのこと、もしかしてチャイナ製兵器もあるでしょうかね。ロシアに味方するアフリカ諸国も多くて、国連も手詰まりですしねえ。

:西側諸国のロシアへの経済制裁が続くと、ロシアはエネルギー食糧の輸出国としての対抗制裁をするので、勢い西側諸国にインフレーションの波が押し寄せつつある。

:庶民は物価上昇で生活に困ているけれど、どこか奇妙なのは世界的な不況に至るのではなくて、何だか好景気らしいですねえ。

:どうもよく分からないが軍需産業金融産業が戦争で儲かっていて、世界の景気を牽引しているらしい。

:つまり、死の商人が世界の景気をリードしていることですか、気分が悪いなあ。

:この戦争で特にエネルギー危機が言われているな、地下資源によるエネルギーの優位にあるロシアは、もしかしてウクライナでは負けるかもしれないが、終わってみれば実は世界に対してはエネルギーや食糧で勝利か互角に持ち込むかもしれない。

2022年11月経産省発表
:その地下資源エネルギーに恵まれたロシアの優位に対抗するために、核エネルギー利用が日本で復活しようとしているようですよ。この1カ月ほどで、岸田政府のエネルギー政策として核発電所の新増設と既存施設の延命が明確に打ち出されてきましたね。怖い。

:2011年の福島核毒バラマキ事故で、明確に否定された核発電の日本における行方が、プーチン戦争のゆえに今や日本でも堂々と復活しつつあるんだね。

:皮肉なことにプーチンがウクライナで見せてくれた核発電所のありようは、戦争と核発電とは実に相性が良いということでしたね。だって国内核エネルギー施設は、そのまま国内核兵器になるって、ロシアが教えてくれましたからね。

:この狭い日本列島に今ある核発電関係施設だけでも、十分すぎるほどの恐怖であることがわかった。でも、日本政策はそれには目をつぶるらしい。どうも分からない世の中だね。

:ところが戦況は、ウクライナでは攻め込んだロシア軍が、占領地からじわじわと押し返されているような報道が、このところ続いています。

:日本がロシアに対抗する西側諸国の一員だから、ロシアに不利なニュースが多いのだろうかとも感じてしまう。昔の大本営発表的かもしれぬと思うんだよ。

:そのロシア軍はウクライナ国内の占領地から、はるか遠方のあちこちの都市にむけてミサイル攻撃をかけているそうですよ。怖いですねえ、おちおち眠れない。

:これは1945年に日本全国の都市住民が、連合軍の空からの爆撃に戦々恐々として暮らしていた日本と同じだね、あの「空襲」の恐怖体験した世代が極端に減少したからだろうが、近頃の自民党議員たちは日本からもミサイル攻撃できる反撃能力を持てと、かまびすしい。戦争を体験してないから怖くないのだろう。そんな人たちが政治に携わるとは怖いねえ。

:岸田首相はとうとう日本の軍備予算をGDPの2パーセントに増額せよと言い出しました。その背景には三菱重工に代表される軍需産業群がいるんですかねえ。

:この軍事費増強と言い、核発電復活と言い、プーチン戦争への便乗だな、けしからん。怖い世の中になったもんだ、わたしが生まれた時が日本の十五年戦争の真っ最中、そして死ぬ時もプーチン戦争という世界戦争の真っ最中になる、呪われた人生だよ。

:そりゃお気の毒なことで、、でもね、ご隠居世代は十五年戦争後の高度成長からバブル時代を働き盛りで駆け抜けてきたって、良い時もあったのだからいいでしょ。

:う~む、いい思いをしたやつもいれば、わたしのように落ちこぼれもいたね。

:それに引き換え、あっしたちの世代は、バブルはパンクしちまったし、大震災が何回もあったし、リーマンショックなんてのもあったし、コロナにもプーチンにもいじめられてるし、酷いもんですよ、まったく。

:おお、おお、それにわたしのような年寄りが多くなりすぎていろいろ大変だよねえ、すまないねえ、かわいそうだねえ。

:グスン、やけ酒飲みに行こうか、そうしましょ、ああそうしよう。

(20221130記)


2022/10/31

1652【泥沼地球】コロナ後の世界を見てから死にたいが超酷そうで前倒しするか

熊五郎:やあ、ご隠居、元気な様子ですね。

ご隠居:おお、熊さんかい、まあお上がりよ。コロナの後遺症はなかい。

:はい、それはもうなんもなくて、ご安心ください。

:そりゃよかった、でも世の中はコロナも政治もますます悪くなるばかりだね。

:そうそう、世界中で酷い、あのイギリスじゃあ首相が最短記録で入れ替わった。

:日本も一時期は毎年首相が交代していたねえ、日本がお手本にしたイギリスがそうなるのかねえ、EUを飛び出してからろくなことないね。

:もう一つ戦後に日本がお手本にしたアメリカも、何だかひどいですね。

:そう、トランプというジョーカーを生み出して、国を2分する様子だね。

:イギリスが労働党と保守党、アメリカが共和党と民主党って、2大政党が交代できる政治体制がいいのだなんて話だったけど、本当にそうでしょうか。

:民主主義が疲れて来たのかねえ、わたしは何しろ戦後民主主義すくすく世代だからねえ、残念だなあ。

:ロシアとチャイナで強権政治体制が確立してるのを見ると、民主主義が疲れてきたって、その通りかもしれませんね。

:アメリカでもまたトランプが当選する可能性もあるって話で、地球は妙な世界になっちまった。コロナ後の世界がどうなるのか見届けてから死にたいと思っていたけど、ロクなもんじゃなさそうだから、早いことおさらばするかなあ。

:わはは、そうそう楽にさせませんよ、ご隠居、なんしろこれから食糧危機が来て、エネルギー危機が来て、核戦争がやってくるんですからね、お楽しみにね。

2022年19月30日プーチン戦争のウクライナ情勢
ロシアは29日にウクライナ産穀物輸出合意を離脱宣言

:ありゃ、そうだね、超酷い時代も体験しておくかなあ、いや見るだけにしたいなあ。それにしても、私は十五年戦争の中間あたりで生まれて、物心ついたころが戦争末期から直後で、まったくひどい目にあったが、その後はまあまあの人生だと思っていたのに、最晩年でまたもや酷い時代に出会うとは、なんとも不幸だね。

:プーチンがウクライナで核兵器を使うぞって予告のような脅し文句を言っていて、世界中が震撼していますが、本当にそうするのでしょうかねえ。

:プーチンに訊いてみないと分からないが、60年も前にもソ連とアメリカとでこういうことあったよ。

:1962年のキューバ危機ってやつですね、ご隠居は覚えていますか。

:もちろん覚えているよ、フルシチョフ対ケネディの息詰まる一触即発の各種対応に、世界が注目したものだった。キューバからミサイルを見せながら運び出して持って帰るソ連貨物船の大きな写真が載った新聞を見て、世界中がホッとしたものだよ。

:その後のソ連崩壊でロシアになっておとなしくなっていたのが、2014年のクリミア無理やり併合、その延長上の今のプーチン戦争ですが、何考えてるんでしょうかね。

:ロシアは日本と違って資源大国だから、世界のエネルギーと食料を人質にとることができるのだね。これに対抗できるのはアメリカとチャイナしかないのかね。

:さて、ロシアに食料とエネルギーを押さえられた地球は、どうなるんでしょうね。その前にこの冬はどうなるのでしょうね。

:おお、この冬に一気にケリをつけようって、プーチンはピカドン一発か。

:まさかキエフの上空でなんて、、クワバラクワバラ。

:ロシアの中で戦争忌避の動きはないのかねえ、ロシア国民はまさか1940年代日本みたいに一億一心火の玉だってウクライナに向ってるんじゃあるまいなあ。

:あの頃よりは情報流通事情が段違いですから、今のプーチンは事実上は国内は戒厳令下にしても、予期に反して長期化する戦争で、国内対策にけっこう苦労してるかもねえ。

:世界各国でロシアに抗議する活動は起きていることは、SNSに出てくるね。ウクライナを支援する西側諸国も、長期化する戦争にどこまで付き合えるか考えてきているのだろうね。

:チャイナやインド、アフリカ諸国がこれからどう動くのか、はてさて、ロシアのエネルギー食糧人質作戦が、東洋の果ての島々にどう及んできつつあるのでしょうかね。

:人間の宗教的タブーがもとになった争いも、あちこちで顕在化してるね。

:イスラムの女性へジャブについて、イランで女性から大きな異議申し立てが紛争的様相らしい。

:キリスト教についても、アメリカじゃあキリスト教右派の妊娠中絶への反対が、政治的対立と絡んで分断を生み出しているとか、あ、今問題の旧統一教会もキリスト教の一派だよ。

:人間の思考による紛争の多発に加えて、地球的自然現象のコロナウィルスの大流行と、地球気候変動による環境変化が、人間の争いに拍車をかけているようですね。何しろパキスタンでは国土の3分の1が洪水に浸かったとて、逃げようがない。

:となると人間がなんとかしようとあがいても解決できない、ワクチンのように今の科学技術であれこれやっているのは、実はとりあえずの弥縫策でしかなくて、大局的に見れば人類消滅へ、そして何か知らないが次の地球支配者の登場へと動いているのか。

:ヤレヤレSFですね、訳の分からん時代が来て、ますます宗教にすがり、カルトに陥る証拠のひとつが、日本の旧統一教会事件かなあ。

:このところ日本では、物価はなんでもかんでも値上げ、収入はわたしの年金もそうだけどなんでもかんでも値下げってのも気候温暖化とコロナって逃げられぬ地球のせいかねえ。

:庶民はこんな冗談にもしゃれにもならないことを、ただただぼやくばかり

:とりあえずプーチンの早期退場を祈るしかないか、わたしもやっぱり早いとこオサラバがいいね、プーチン道連れにしてね、オソロシやあ、オソロシやあ。(続く

(20221031記)

2022/10/03

1649【朝日歌壇の歌人】カリフォルニア夫婦歌人が苺と核を詠み共に入選


2022年10月2日の朝日新聞「朝日歌壇」に、アメリカ在住知人二人の歌が入選している。

 <高野公彦選>
 遺伝子の組み換えなきころ匙の背で潰して食べた苺うまかった
            (アメリカ)大竹 博
 <馬場あき子選>
 被爆者の証言こそが抑止力になるとて今日もズームで証言
            (アメリカ)大竹幾久子

この二人は夫婦であり、どちらかがちょくちょく、たまには二人そろって入選している。夫君はわたしの大学同期、細君はまた別の同期仲間の妹である。この二人の歌については、このブログで何度も書いてきたが(文末を参照)、久しぶりに書く。

朝日歌壇を長らく見てきているが、家族である詠み人たちが若干いる。大竹夫妻のほかにはM姉妹やY姉弟がいる。M姉妹の小学生時代から歌を読み、今は姉は社会人1年生になり、読者として続き物短歌として面白いが、選者がいちばん面白がっている様子だ。家族親戚歌人とわかるのは歌の内容と氏名からだけだが、ほかにもいるかもしれない。

わたしでも知っている著名な夫婦歌詠みは、与謝野晶子鉄幹そして河野裕子永田和弘(現・朝日歌壇選者)である。選者の馬場あき子には岩田正という歌人がいた。

与謝野夫妻も永田夫妻も歌を通じて結ばれた歌人たちであるが、大竹夫妻は歌よりも前に結ばれた仲であろう。そして夫唱婦随ならぬ婦詠夫随から始めたらしい。4年ほど前までは朝日歌壇登場は幾久子詠ばかりだったが、いまや博詠入選数が互角に追い上げている。

大竹夫妻の歌の特徴は、日本とアメリカとの文化の違いあるいはその間のギャップを主題として詠うところにある。例えば二人のこんな歌がある。

 浴衣着た人は右前左前スニーカー履きロスの盆踊
             (アメリカ)大竹幾久子
 コロナ禍のアジア人われスーパーで目をそらす人避けていく人
             (アメリカ)大竹幾久子
 アメリカに帰化せし後の訪日は身は「行く」なれど心は「帰る」
             (アメリカ)大竹 博
 空輸にて届きし友の新米ぞ我いまパンを好むとは言えぬ
             (アメリカ)大竹 博

特に幾久子詠には彼女でなければ読めない大きなテーマが貫かれている。以前の朝日歌壇入選にこんな歌がある。

 原爆死の父は机上で笑みており娘が米人となりしを知らずに
             (アメリカ 大竹幾久子)
 父は死に我は生きたり原子雲の下で二キロを離れただけで
             (アメリカ 大竹幾久子)

彼女は幼い日の1945年8月6日、世界最初の核爆弾を体験した身でありながら、その実行国アメリカに定住した。それをチャンスに核爆弾被災者語り部となる。実母の生々しい体験の言葉を記録して日英両語で出版もしている。作歌はその延長上にあり、最新詠が今回入選の馬場あき子選の上掲歌である。おのずから社会性が色濃い歌になる。

いま、ウクライナのプーチン戦争で、核兵器登場の惧れについて生々しい状況があるらしい。現実的には核兵器使用の前に、ウクライナの核発電施設をロシア軍が占領管理下にあり、これが事実上の核戦術兵器として効果を既に発揮している。日本も有事にはそうなる核発電国である。

今回の幾久子詠「被爆者の証言こそが抑止力になるとて今日もズームで証言」は、明らかに今の世界事情を詠み込んでいて、恐怖感さえ覚える。気候変動による災害も怖い、アメリカはハリケーンで大災害らしい。もちろんコロナも怖い。

一方の博詠では、昔々日本で匙(スプーンじゃなくてサジ)でつぶしつつ味わった苺を、「うまかった」と無邪気に懐かしむふりをして、じつは遺伝子組み換えに対する疑惑の砂入り苺を嚙ませてくれる巧みさである。面白さでは博の勝ちだな。

2019年までは毎年日本に顔を見せていた大竹夫妻、来年こそは来てほしいものだ。あちらもこちらも共に年齢がいつまでも待ってくれそうにない。
そうだ、大竹夫妻に歌のリクエストをしておこう。ぜひとも相聞歌を読ませてほしいものだ。

●これまでわたしのブログに書き込んだ大竹夫妻の歌のことなど
2011/09/26・カリフォルニア歌人…https://datey.blogspot.com/2011/09/500.html
2012/07/31・日本人は5度目の…https://datey.blogspot.com/2012/07/648.html
2012/11/12・原発事故調報告を読んだ…https://datey.blogspot.com/2012/11/688.html
2013/01/07・カリフォルニア歌人…https://datey.blogspot.com/2013/01/705.html
2013/12/23・カリフォルニア閨秀歌人…https://datey.blogspot.com/2013/12/879.html
2015/10/18・いまなお原爆と向き合っ…https://datey.blogspot.com/2015/10/1134.html
2018/08/12・カリフォルニア夫婦歌人…https://datey.blogspot.com/2018/08/1156.html
2018/12/23・カリフォルニアの旧友…https://datey.blogspot.com/2018/12/1175.html
2019/03/03・カリフォルニア歌人登場…https://datey.blogspot.com/2019/03/1191.html
2019/08/11・戦争の八月広島核爆弾…https://datey.blogspot.com/2019/08/1414.html

         (20221003記)



2022/10/01

1647【プーチン侵略領土併合宣言】ロシア押され気味、大量徴兵で国内騒動、領土併合一方的宣言、国際非難の嵐、和平への道はどうなる

1646【安倍国葬長屋談議】からの続き

熊五郎:カルトなんてゲスな話題じゃなくて、国際的な方面を話題にしましょうよ。

ご隠居:国際的話題なら、なんといってもウクライナだな、でもこのれも文字通り暗いねえ。

:プーチン戦争は大変な段階を迎えていますね、ロシアがウクライナ領の南部4州の地域を、今日からロシア領土に編入するって、プーチンが一方的に宣言したそうですよ。

9月30日プチンが一方的併合宣言のウクライナ領土

:もう戦国時代だねえ、あのあたりでは領土の切り取り自由なのか、2014年にやったクリミヤ半島併合の続きだね。

:一応は住民投票で住民意思を確かめて、圧倒的多数のが併合賛成だったからしいけど、戦争下の投票ってまともじゃないって誰でも思う、それでもかまわずやるのがプーチンのすごいところですね。

:右顧左眄しない人なのか、単に馬鹿なのか、なにかすごい戦略があるのか。

:そりゃもちろん戦略核兵器使用でしょ、ついにヒロシマ再現かも。

:ええっ、ついにそうなるか、その前に国連がどれだけのことができるのかねえ、昔々のこと、日本が国際連盟で孤立脱退、どんどん世の中は世界戦争に進んだけど、今回はそのロシア版かい。

:さっそく9月30日に国連安保理事会ロシア非難決議したけどロシア拒否権で否決、それでも15か国のなかで賛成は10か国、中国・インドなど4国が棄権だったとか。

:ロシアだけが反対ってのじゃないのが怖いねえ。和平の道はないのかねえ。

:ウクライナの大統領は頭にきて、「和平交渉にもうプーチンを相手にしない」と言ってますよ。そういわれるとプーチンもゼレンスキーを相手にしないと言いそうです。

:昔の日本の話だが、日中戦争が泥沼になりつつある頃、近衛内閣は「帝國政府ハ爾後國民政府ヲ対手トセス」と声明を出して、和平の道を断ってしまうバカなことをやって、ますます泥沼になった、ゼレンスキーは大丈夫かねえ。

:そしてまた国連決議の賛否に見るように、ロシアにも追随する気配の国もあり、不気味です。当事者国同士が和平の道を閉じてしまうと、世界はまた東西に分れて戦争ですね。

:いやだいやだ、わたしは超高齢者だから、もうすぐこの世におさらばだからいいけど、若い熊さんたちは徴兵されるだろ、気の毒に。

:ロシアじゃあウクライナの現場が負けそうなので、予備役30万人もの徴兵中とか、ところがそれに反対運動とか国外脱出とか混乱が起きていて、戦局にどうひびくでしょうかね。

:また日本の昔の話だけど、わたしの親父も徴兵されてね、1931年から1945年まで満州事変・支那事変・太平洋戦争ととびとびに3回も戦争に行ったよ。(参照:父の十五年戦争

:えっ、3回もですか、よく生きて戻られましたね。日本じゃあロシアみたいな反対とか逃亡とか騒ぎはなかったのですか。

:なかったらしいが、誰もが喜んで戦争に行ったのじゃあないよ。親父の3回目に出て行った日を覚えているが、大勢で駅で見送ってから母親と二人で家の戻って、玄関からを部屋に入ったとたんに母親が号泣しだした、畳にうつ伏していつまでも泣いていてね、幼児のわたしは困ったものだよ。

:お幾つでしたか。

:1943年冬だから父と母は共に33歳、わたしは6歳だった、でね、そこへお客の声が聞こえたんだよ、おふくろは急いで涙を拭って言った「今泣いていたと言ってはいけないよ、絶対に」と。

:戦争に行くのを嘆いてはいけなかったのですね、喜んで送りだせとね。

:兵の妻の嘆きはわたしのところだけじゃあなかったろうし、いま、ロシア各地でこんなことが起きているのだろうね。

:そう遠くないうちに、また日本でも起きるかも。だって、このところウクライナもそうだけど、朝鮮半島からも弾道弾が飛び出しているし、台湾海峡も怪しいとかで、日本政府は軍備増強の方向へと踏み出しましたからね。

:そうなるとアメリカから兵器を買うとしても、兵員は日本で用意しなけりゃならない、となると今の自衛隊じゃ足りない、いよいよ徴兵制度復活だな。

:ああ、やだやだ、どこか外国に移住しようかな、といっても第3次世界大戦になると、逃げ場が無いしなあ、困ったな。

:基本的には地球気候異変による災害多発だろ、そして世界パンデミックのコロナウィルスだろ、そして核戦争とくれば、もう人間社会破壊は完璧だね、こうなりゃ、おあとがよろしいようでと、あの世に逃げ出す奴が賢いね、わたしもその一人になろう。

(20221001記)



2022/09/21

1645 【新パンデミック】温暖禍コロナ禍の上にプーチン禍その先に待つ飢餓パンデミック

 コロナ禍に加えてプーチン禍の地球の今について書いておく。病気も戦争も専門的なことを知らぬ素人が書いたとて、何も変わらないだろう。だが、とにかく書いておかずにはいられないのは、大変にして奇妙極まる地球の時代のオロオロを書くしかないからだ。
 実はコロナよりもプーチンよりも前から、それらよりももっと地球の大問題は気候変動であるのだが、比べてどうも深刻さに欠けるのは、身に迫る度合いの違いだろう。

●プーチン戦争下のクリミヤ領土争いの状況

さて、まずはウクライナのプーチン戦争状況をかいつまんで書いておく。2004年のクリミア侵略からつづくロシア側のウクライナ占領状況を図で見ておく。

ウクライナへのロシア侵略状況 202002~09

ウクライナへのロシア侵略状況図 202002~09

今年2月のサイドの侵略開始以来、当初のロシア軍の侵略地は、ロシア国境側のウクライナ南部から東部を回り込んで北東部までもぐるりと広がっていたが、まずは北東部から撤退して、東部から南部へと侵略地を固めた。

ウクライナ軍は西側諸国からの武器援助を受けて、9月になってから北東部から反撃に出て失地回復が徐々に進んでいるらしい。一方ではロシア軍の士気の低さもあるという。
だが自国内情報操作もあるがロシア国民のプーチン人気は高いというし、プーチンの強気は変わらない。クリミア併合を当地の市民投票で無理やり意義付けたように、近いうちに現占領地の東南部地域でも、ロシア編入あるいは独立国化する市民投票をやるとの報道である。情報操作と軍事下での投票はもちろん投票はロシア帰属派が勝つだろう。

20220922朝日新聞朝刊
自軍の戦場での劣勢に対するプーチンのいら立ちが、核戦術に展開する可能性があるのが世界の恐怖である。それがプーチンの戦略であろう。
その濃厚な気配はヨーロッパ最大のザポリージャ核発電所を占領して戦略拠点としていることだ。更に今週になりウクライナで2番目に大きい南部の南ウクライナ核発電所周辺でミサイル攻撃があったとの報道。怖い。

この戦乱の終末が来るのは、プーチンが核爆弾を使ったときだろう。終末とはウクライナ戦争が終わって世界戦争になるという意味である。

そこで今日のこと、ロシアでは軍への国民動員方針をプーチン政権が決め、30万人に赤紙を出すという。1938年に日本は近衛政権で国家総動員法なるものが決まり、赤紙が来た私の父は中国戦線に再度出かけた。ロシアでも再度の兵役に泣く人たちがいるのだろう。

(20220922追記)今日のTwitterの投稿記事に、ロシアではモスクワやペテルブルグで大規模な動員反対デモが起き、ジョージアやフィンランドとの国境には出国者たちが列をなしているとのこと。

●「飢餓パンデミック」が始まっている

ところが実は事実上は世界戦争が始まっているのだ。エネルギー戦争食料戦争という、いろいろな戦争の中での非常に重要な流れである。戦争は民族戦争・宗教戦争・領土戦争・文化戦争などいろいろな姿があるが、中でもエネルギーと食料の分捕り合戦がもっとも基本にあることは、日本の15年戦争に典型的に表れたとおりである。

大日本帝国は石油を求めて南方へ、食料を求めて大陸方面へと侵略して、15年間も戦って負けたのだ。そのさなかに生まれた私の体験は、食料戦争による腹ペコの日々であり、これが戦争への恨みとなっている。

食料戦争は、すでに気候変動によって地球上の食料需給変動が飢饉を招くとされていたのに加えて、2020年からのコロナパンデミックにより、各国ごとに食糧囲い込みが飢饉を更に深刻化するとみられていた。

そこへもってきて2022年からのプーチン戦争である。国連食糧農業機関(FAO)によると、ロシア産小麦の輸出シェアは19%と世界最大であり、ウクライナ産の9%とあわせると世界の小麦輸出の約3割を占める。世界の穀倉地帯からの食料供給が滞る状況が始まり、アフリカや中東では大量餓死が起きる危険性が非常に高いとされている。

もともと地球では慢性的に食糧不足に苦しむ人が8億人もいる、つまり世界人口の9人に一人もいるが、コロナ化で急増しているとされる(WFP)。国連やFAOの活動に期待するばかりであるが、プーチンが世界の連帯を断ち切ろうとしている現況がある。

どうやら食糧危機への悪循環が起きようとして、世界はコロナパンデミックよりも怖い「飢饉パンデミック」突入の懸念もある。

温暖禍コロナ禍のうえにプーチン禍その先に待つ飢餓パンデミック

●このところの物価上昇は飢饉への前触れか

食料自給率が低すぎる日本(2010年度)

2021年コロナから急上昇の世界食糧価格の変動

食料自給率の低い日本も、飢饉になる恐れが高い。世界の食糧の基本は小麦だが、日本の小麦輸入はアメリカ、カナダ、オーストラリアなので、プーチン戦争の直接影響がないようにだが、価格上昇の影響を大きく受けるからヒトゴトではない。

日本はコメ生産だけが自給率100パーセントなので、パンやウドンラーメンをやめて米の飯を食うようにするしかない。あの戦争直後のころの腹ペコの経験は2度とご免であるが、そのころ食えなかった米の飯を食うのが日本の飢饉回避策というのが、何とも皮肉である。

それにしてもこのところの物価上昇の激しさは、政治がおかしいのだろう。
わたしが物価上昇の波をザンブリと被ったのは、この10月から医療費の窓口負担がこれまでの2倍になったことだ。後期高齢者の医療費改定とはこういうことだったのか。末期高齢者になっても医者にかかれない身分になってしまったのが、なんとも皮肉である。

こうなったのは高齢者たちがしょっちゅう医者通いするからだろうが、わたしは明らかに被害者だ。だってめったに医者に行かないで、高い保険料ばかり払い続けてきたのだから。わたしには「かかりつけ医者」なんてものはない。最近1年ほどのうちに珍しくも4回も医者通いしたのは無料のコロナワクチン注射、何とも皮肉である。

あ、そうだ、今年になって珍しくも値下げしたものがあったぞ、それは年金である。老人が節約できるのは食料だけであるから、行く先は腹ペコ餓死しかないのだ。いまや踏んだり蹴ったりされているのは、暗殺国葬アベ政権時代の政策のせいだな、と恨み言も、。

●ことはみな異常気象からか
ときどき考えるのだが、コロナ禍に加えてプーチン禍という地球規模の騒乱、ついでに日本のカルト禍も加えようか、これらの災禍はすべて地球気候変動に起因する現象かもしれぬと、。

これは一種の陰謀説で、しかも地球がその陰謀者であるという説になるので、かなり無責任な説であることは承知しているが、面白い(面白がってはいられないが)。

まずコロナウィルスの発生とパンデミック的拡大は、温暖化した地球上で今やウィルスは人間の後を狙う地球征服者として登場してきた、増えすぎた人間という種の数量調整を行いつつあるのだ、と考える。

プーチン戦争も、地球上に繁殖しすぎた人間を気候変動が数量調整にとりかかっていると考えようか。エネルギーと食料の重要な供給領域が騒乱の原因となっているのは、それが最も人間の数量調整の根本にあるからだ、と考える。

日本のカルト騒ぎも、その一環かも知れぬ、次々とこれから暗殺が起きるかもしれぬ、と考える。などと一人で妄想にふける分には勝手放題だが、文に書いているとバカらしくなってきたので、この辺で思考停止する。

何しろこのブログは、末期高齢者の日々にあるわたしのボケ具合判定のために書いているのだから、支離滅裂になってついにボケたと判定されるのもしゃくだ。
とにかく、戦争さなかに生まれて、死ぬ時もそれにふさわしく、世界危機パンデミックの世なのである、ヤレヤレ、、。(20220921記)


2022/08/18

1640【二重汚染国家】外にはプーチン戦争におびえ内にはコロナとトーイツのダブル汚染を生きる

熊五郎:こんちわ、ご隠居、まだ生きてますね。

ご隠居:おや、熊さん、いらっしゃい、はいよ、まだ生きてるね。

:だんだん世間が騒がしくなってきますね。

:そう、だからあれこれ好奇心が忙しくて、死んでなんかいられない。

:そうか、コロナプーチン戦争安倍暗殺事件ですもんね。

:暗殺事件は日本政治家の宗教右派汚染問題に広がったね。酷いもんだけど、ヒマツブシにはもってこいだね。

●自民党にトーイツ派閥誕生か

:そうそう、このところコロナ汚染の広がりを、統一教会汚染がまねしているみたいに、自民党にトーイツウィルスが蔓延、コロナ並みに蔓延防止ナントカって適用かな。

:岸田第2次内閣の新大臣、新副大臣、新政務官たち、次から次へと統一教会との接点というよりも接線、もっと広い接面のある政治家が暴露されているが、自民党はコロナ並みの緊急事態だろうね。

:でもね、それでおたおたしてる人がいないみたいですよ、平然として同じような言い訳をしている、統一した言い訳をね。あれほどたくさんの汚染者がいるってことは、汚染者がそれなりに数の力を持つから、岸田さんも手を出せないかも。

「黒信号みんなで渡れば怖くない」キシンダ内閣トーイツ見解

:あ、そうか、自民党内に統一教会派という派閥ができてるんだね。そうか、安倍晋三がその派閥の親分だったのか、暗殺されて次の統一派閥親分は誰になるんだろうね。岸田内閣は文字通りキシンダ内閣だねえ。緊急って思うのは庶民だけ、当事者政治家はそれが普通なんだろう。

:軋しみに軋んだ内閣だねえ、なんにしても、コロナウィルスと同じで、統一教会思想に自民党は席捲されてしまい、撲滅どころかトーイツが党の基本方針になるかも、げんに憲法改定自民党案は統一教会の言説に酷似しているらしいですよ、怖いなあ、トーイツ汚染とコロナ汚染でダブル汚染国家になるのですかね。

:それが日本だけじゃなくて、USAでもなんだね。キリスト教福音派という宗教右派が共和党を支えていて、トランプの復活がありうるらしい。

:そうそう、あちらさんもなんだかトーイツ流の奇妙な思想が席捲しているのですね、こりゃあ地球温暖化が人間の脳に何か大きな影響をもたらしているとでも考えないと、つじつまが合いませんねえ、怖いなあ。

●コロナ世界ランキングでトップに躍進

:怖いねえ、そうそう、日本はコロナに席巻されたね、コロナ感染者がじゃんじゃん増えても、政府は今回は何の規制策も出さないから、庶民はもう旅行だって宴会だってやってよいのだと誤解してしまった。

:これじゃあますます感染者は増えるばかり、なんでもその増加する感染者数は世界一、死者数は第2位らしい。このところ世界ランキングから経済やら教育やら学術やら落ち続ける日本だけど、こんなところで挽回ですかい。感染しても病院が満杯で入れない人がどんどん増えてるらしいですよ。

自宅療養するそうだね。ようするに病院に行くよりも前に、医者から見放されるってわけだ。それほども増えてるってことは、実際の感染者数はもっと多くて、もう勘定しきれないってこと、お手上げってことかもねえ、そうだとしたら、怖いねえ、あたしは検査なんてしたことないよ。

:え~っ、ご隠居を怖くなった、なんて言ってるあたしも実は検査したことないですねえ、お互い様ですよ。

感染者数の波の具合が、世界と日本と違うね。日本の今の第7波は、これまでのどれよりも高いけど、世界全体では今の波はそうでもないんだねえ。ま、世界でも感染者数の勘定はかなりいい加減だろうけど、いちおうは傾向はわかる。

:日本の波がちょっと下がり気味でホッとするけど、これって、もしかしたらもう数えることが不可能なほど増えて、現場では勘定をやめた結果かもなあ。日本だけが投げやりだってことじゃないでしょうね。

:何だか心がうそ寒くなるねえ、外は暑いのに。

●止まらないプーチン戦争

:心が寒いといえば、未だにプーチン戦争が止まりませんよ、もう長期戦にするって決めたのですかね。いや、ウクライナの頑張りで、そうさせられているのか。

:ドンパチやっていることはニュースに毎日出るけど、どっちが勝っているのかねえ。でも、どっちが勝てばどうなるのか、さっぱり分からないよ。

:なんでも先日は、例のクリミア半島で大爆発が起きてロシア側に大被害とかで、ウクライナ側の破壊工作というから、正規軍のほかに地下組織軍もいるらしいですね。

:ますますだらだらと続く戦争だねえ、第3次大戦になるからうっかりまわりから直接に手を出せない、イライラしてるのだろうね、ヨーロッパ全部が、、。

:そのイライラが高じて、妙な次のステップが生まれるかもと怖いですね。

:8月は日本も戦争の月だ。わたしの父は日本の十五年戦争に、なんと念入りに3回も兵役についた。うち2度は満州での戦いだよ。その戦争手記が遺品にあったので、わたしはそれをもとに『父の十五年戦争』という戦記を書いて冊子にして、家族や親せきに配布したことがある。それをあらためて読んだら、日本軍の中国大陸侵攻は、今のロシアによるウクライナ侵攻と同じだね。父の手記の中にはロシア軍がウクライナのブチャでやったようなことを示唆する日本軍の暴虐を書いてあった。あの温厚だった父がねえ、と思ったよ。

:へえー、怖いですねえ、戦争になると人が変わる。

:それも含めて、わたしの戦争体験をかいつまんでブログに書いておいたから、読んでおくれ。(20220818記)

参照:まちもり通信サイトより



2022/08/01

1637【コロナ・プーチン・カルト同時戦争】現代3大ウィルス大感染中の地球に生きるのは大変だ

熊五郎:ご隠居、暑いですねえ、どうですいっぱい、はい、ビール。

ご隠居:おや熊さん、いらっしゃい、お前はもしかして、わたしンところに避暑に来てるのかい?

:あ、気が付きましたか、今日もクーラーをオンにして下さいよ。

:ビールのお礼に、ではスイッチオン、今年で2回目冷房だな。

:恒例の月初めは、先月のコロナやらウクライナやらまとめましょ。

:暗殺事件は一昨日話したからもういいね。



●コロナ第7波いよいよ隆盛

:コロナ第7波がものすごい勢いですねえ、これまでの波なんて、さざ波でしたね。

:そう、それなのに奇妙なことに今回は緊急事態だとかマンジュウだとか営業補償だとか騒がないんだね、なんでなんだい。

:なんででしょうねえ、今度の首相は宣言嫌いなのかなあ、それとももう3年もやってりゃ国民も慣れただろうからいいのだ、なんて思ってるとか。

:いや、わたしの考えるところではだな、ほれ、先日暗殺された安倍さんの葬儀を国葬にするって決めただろ、国葬に国費が要るからコロナ対策費をケチってるのだろ。

:ウワ、生きてる人より死人優先ですかい、今どきすごい。でもねえ、9月の国葬までに第7波が治まるのでしょうかね、治まらないと無観客ならぬ無弔問客開催かも。

●日本が世界ランキング1位に躍り出た

:それにしても今回の第7波の高さときたら、前代未聞だね、しかも世界一の増え方らしいよ。

:おや、そうですかい、このところ日本は経済も文化もあれもこれも世界ランキング低落しているけど、ようやく世界一になったものもあるんですねえ。なさけない。

:その増え方ランキング1位が日本で、2位がアメリカ、3位がコーリア、4位がドイツってことらしいから、東西肩を並べている、すごいもんだ。

:ちょっとそれらの感染者カーブを見てみましょうか。

:おお、波形がそれぞれ異なる特徴を持っている、そのわけを知りたいな。中でも日本がいちばん過激な上昇だねえ。

●日本地域別防疫ランキングにも変化

:日本の去年初めからの新規感染者の推移のグラフを見ると、今回の第7波と比べて第1波とか第2波は微々たるもんですが、ものすご大騒ぎしましたよね。

:そうそう、それなのにこの巨大な第7波でも平然としているのは何故かね。

:いやいや、平然とはしてなくて、病院は大勢の患者で逼迫らしいですよ。平然としてるのは中央政府だけみたいですよ。

:日本の各都道府県別の感染や死者の数を見ると、あの防疫先進地鳥取県はランキングではいまだに1位を保ってるけど、もう過ぎ3万人になるね。グラフを見ると感染者数増加率がすごいね。医療法化になるかと心配だね。

:防疫第2位は島根県が頑張ってますよ。人口ランキング20位なのに感染者ランキングが10位の沖縄県も頑張って、いや、大変ですね。


●プーチン戦争とコロナ状況

:あそうだ、プーチンのロシアのコロナはどうだろうかねえ。

:やや、ロシアコロナなんだか落ち着いてますねえ、戦争とコロナは関係ないのかしら。

:う~ん、大感染で戦争どころじゃないってことになるかと期待してたのになあ、じゃあウクライナはどうだい。

:それがねえ、出てこないんですよ、たぶん病院はてんやわんやで、統計とってる暇がないのでしょうね、気の毒に。


:そうか、南部都市争奪攻防戦が続いているニュースが毎日あるからねえ。この5か月ちょっとの長引く戦乱で、どれくらいの人間が双方で死んだのだろうかねえ。

:コロナによる死亡率よりずいぶん高いでしょうね。あ、食料の需給バランスが崩れて、戦ってもいない国で餓死者が大量に出るってことになるかもしれませんよ。

●カルト感染状況

:あ、そうだ、それはそうと、こっちの感染状況も気になるね。

:何です、こっちの感染って。

:ほれ、いまニュースを騒がしている政治家のカルト感染だよ。

カルト濃厚接触者名簿

:あ、統一教会ね、あれは信者が感染者で56万人もいるらしいですよ。政治家はもちろん感染者もいるでしょうが、かなりの数の濃厚接触者がいるようですね。そのトップに安倍晋三さんがいたってことが、暗殺事件の発端となった。

:そうそう、むしろこちらこそが政治緊急事態宣言するべきだね。この濃厚接触者たちも、しっかり自宅療養とか入院隔離とかして、カルトウィルスを除去してほしいね。

:次の選挙までには徹底的に治癒して、選挙でお灸ワクチン接種をさせましょ。

:なんだか急に心配になってきた、政治の世界は宗教右派に操られているような気がする。このキリスト教系統一教会は政権党の自民党右派に食い込み、もう一つの政権党の公明党は仏教の日蓮宗系の創価学会だろ、USA大統領だったトランプの共和党はキリスト教系右派の福音派というのだからね。うわわわ、世界はいつの間にやら右派宗教ウィルスに侵されているのかあ、怖い怖い。。

          (2022/08/01記)

参照:コロナ大戦+プーチン大戦おろおろ日録 
   安倍晋三暗殺事件その1その2その3その4
   伊達の眼鏡まちもり瓢論

2022/07/01

1627【地球三大危機時代】コロナ危機プーチン危機も大変だが気候変動危機はもっと大変

 昨日で6月が終了つまり2022年の前半が終わったということ。6月の世界危機状況を書いておく。早いことこんあわだいをまいつきかかなくてもよくなってくれよ~。

●地球には気候変動危機があることを忘れていた

 暑い、暑い、実は先月まではコロナ禍とプーチン禍を現在の世界2大危機と思い込んでいた。ところが、このところ6月というのに梅雨ジメジメがないどころか、日本列島は猛烈な暑さが続いており、毎日気象観測始まって以来の暑さとかのニュース。
 あ、そうだった、コロナ危機プーチン危機に気を取られていたが、それより前に地球の気候変動という大先輩格の地球大危機だったと思い出したのだ。
 なんだか恥ずかしい。身体に迫らぬと感じないのだ。

 毎日暑い暑いのニュースだが、毎年言っているのに「ついに危機的状況に至った」といわねばならぬようになったとすれば、気候変動こそはコロナよりもプーチンよりもずっとずっと恐ろしい危機である。こればっかりはマスクでもワクチンでも戦車でもミサイルでも、一向に予防する能力がない。

 多分コロナを凌駕する死者が世界中で発生するのだろう。考えようでは、冷房機器がワクチンだろうが、折からの電力逼迫で電力屋は節電せよと言っているが、それじゃあ老人が死ぬと世間から言われたのか、今度は政府のどこかの筋からか適切に冷房を使えなんて、ニュースで説教されている。

 さて、どっちにつくべきかといえば、れっきとした終末期超高齢者のわたしは冷房に住む資格があるのだろう。適切に冷房を使えと言われても、その適切とは何を意味するのか分からない。何か冷房使用秘術でもあるのかしら。実はわたしの部屋は今年になって一度も冷房にしたことはない。天然暖房である。

 わたしの住まいは地上20mの空中陋屋だから、それなりに風が通るので裸で暮らせば機械で寒くしなくても、なんとかなる。特別に我慢比べをやっているつもりはない。
 部屋には冷房装置があるのだから、いざというときはお世話になればよいのだ。昨年の夏は冷房にしたのは3~4回ほどだった。
 電力のことだけなら、核発電復帰なんて言わずに、いっそのこと毎日計画停電したらどうだ。11年前に行ったネパールでは計画停電を普通のこととして毎日やっていた。

 ということで大先輩格の気候変動から書き始めたが、これ以上はどうするのかどうなるのかさっぱり分からないのが情けない。いや、分かってもどうしようもない。
 気候変動こそが最も身にしみる地球危機であることは確かだが、今ちょうど参議院議員選挙運動中だが、候補者の誰も気候変動問題を取り上げていないようだ。票にならないのか、困ったもんだ。

●コロナは尻つぼみだろうか

 6月ころから急にコロナがニュースランキングから脱落の傾向にある。
 今年前半での日本と世界の感染者数死亡者数の遷移を見ると、山がだらだらしており、なんだかコロナ君に居つかれてしまっている感じである。
 極端に患者や死者を出さないが、毎日的確に感染者死者を獲得している様子で、これは人間と共存なのかしら。共存したくないよ~。

日本のコロナ新規感染者数の推移 2022年前半

日本のコロナ新規死亡者数の推移 2022年前半

世界のコロナ新規感染者数の推移 2022年前半

世界のコロナ新規死亡者数の推移 2022年前半

世界国別コロナランキング

日本地域別コロナランキング

朝日新聞東京版2022年7月1日朝刊

 政府筋からの情報かどうか知らないが、ニュースではマスク着用も緩和傾向にあるらしく、街に出ると10人1人くらいは覆面していない人に出会うようになった。わたしも徘徊中にはできるだけ外して歩く。でも先日、そのまま図書館に入って警備員にマスクせよと注意された。

 まあこうやってマスクともコロナとも適当に折り合いつけて生きていくのだろうな。コロナにしても宿主がいなくなると困るから、あちらも折り合いつけたいと思っていることだろう。困ったもんだ。

●プーチン戦争は日中戦争並みの泥沼化か

 ウクライナではプーチンロシア軍攻撃が続いているが、かなり局地戦になっているようだ。東南部の拠点都市掌握に作戦を絞ったらしいが、その一方で長距離ミサイルを内陸都市に打ち込んで、無差別攻撃もしているとのこと。1945年のアメリカ軍空襲下の日本みたいである。

NATOの方針転換でロシアとチャイナを明確に敵視


朝日新聞東京版朝刊 2022年7月1日
 アメリカを中心とする西側はウクライナに武器供与をしているが、戦争そのものへの手出しはしないで自制している。
 だが、ウクライナの次はこちらだと、北欧のフィンランドとスウェーデンのNATO加盟が確実になった。これはプーチンの作戦にあったのだろうか。

 先日はNATO首脳会議に日本・コーリア・オーストラリア・ニュージーランドが参加したとか、ロシアとチャイナを両側からはさみ囲む軍事同盟が成立する時代が来たのだろうか。どうにも心が寒くなるばかりだ。

 プーチン戦争は直接的に身に迫ってこないことと思っていたが、このところの物価高騰にはプーチン戦争が大きく響いているという。食糧危機が来るかもなあ、困ったもんだ。早くおさらばしたいもんだ。

狂歌<NATO拡大>
国境に納豆カーテン引き回し ネバネバネバーネバーニエット

(20220701記)


2022/06/01

1623【地球侵略病原体】昨夏はオリパラ第五波暑苦し今年はプーチン第六波の初夏


 いま地球を侵す2大病原体、コロナとプーチン、願わくはこの2病原体が合体してくれんことを、たぶん、毒を以て毒を制する結果になるだろう。クレムリン宮殿の一室をピンポイントで狙う生物兵器ってあるかしら。
 2022年も6月を迎えた。いつものように先月の状況まとめを書く。

●日本コロナ状況

 まずは先輩格のコロナの話からはじめよう。2020年正月に始まって以来2年5カ月、さすがに飽きたという感もあるが命にかかわるからそうもいかない。地球上どこでもそれなりに大変らしい。
 地球上の人間は生物としてはみな同じだから、命にかかわるとなると同じような行動をするものだと思っていたが、国家という囲い込みの中でそれぞれ異なるのが、面白いと言うかヘンだと言うかコワイというかバカというか。



 まず日本コロナは、第6波がピークを越えてから減衰するそぶりを見せながらも、ぶり返したりして、コロナのヤツはなかなかしぶとい。みんなしびれを切らして、とうとう堪忍袋の緒が切れた経済界の圧力で、政府は新たなコロナ対策を出さざるを得なくなった。

 要するに、マスクしなくていいよ、飲み会やってもいいよ、あちこち動いてもいいよ、外国からの観光客を呼び込んでもいいよ、緩和緩和また緩和である。要するにコロナ以前と同じってことである。

 ただし、さすがにまだコロナが居座っていて、日に万を超す感染者が出ている状況なので、なんだかへっぴり腰緩和で、段階的な緩和策を手探りで始めている。ぶり返したらまた緩和取りやめにするのだろう。臨機応変と言えばよいことだが、へっぴり腰と揶揄される。
 とにかく、コロナを克服したぞ、いや、克服しつつあるぞ、いや、克服したかもしれない、てなところが、政府も専門家もそして普通の人(わたしのこと)の思いである。

 わたしは5月中に東京の美術館へ1日だけ出かけた。飲み会に誘ってくれる人はいない。ましてや仕事のお誘いは皆無である。
 老人に残される社会はもうネット空間の中にしかない。少なくなるばかりの友人知人たちとの日常やり取りはSNSやEメール、年寄りの好きな同期会はZOOMでやる有様だ。
 これがコロナがもたらした高齢社会の現実である。

●隣国コロナ状況

 さて、海の向こうのお隣ではどうなのかと見れば、南コリアは感染数累計は、いつの間にかロシアを追い抜いて、世界ランキング7位に登場している。新大統領がつい先日に就任、さっそく腕前を試されるから大変だ。
 北コリアも突然に大感染とて、キムジョンウン親分さえもマスクして登場するくらい大変らしい。でも南コリアからのワクチン支援の申し出を断ったそうだから、コロナにも負けない親分だ。


 そしてチャイナでは大都市の上海で3月に突然大流行となり、そこは最初の武漢での封じ込め成功体験がある国家だから、上海でも強烈な都市封鎖で2500万人もの住民の外出禁止を約2カ月も続ける。シーチンピン親分が率いる強権国家ゼロコロナ政策はすごい。

 2ヶ月も封鎖すると、社会経済文化コミュニティー崩壊が起きてきて、さすがに市民や企業からおおいに不平が高まったらしい。だが、とうとう不平もコロナも押さえつけ成功、この6月1日ようやくロックダウン解除だそうだ。チャイナではそのロックダウンが都市崩壊ともいうべき数々の問題を、今後どう立て直すかが問われるのだろう。

 チャイナがゼロコロナ政策であるのに対し、日本も含めて世界各国が免疫論によってどちらかと言えば共生コロナ政策により、あいまいな動きでコロナ延命状況が続く。
 どちらが良いのかわからないが、もしもこれで強権国家賛美が起きると今後世界にどう影響するのか、考えるとコワイ。プーチン戦争が世界各国にもたらしている軍事国家賛美と通底するものがある。

 このところなんとなく感じるのは、地球はまた東西2陣営の対立時代になりそうなことだ。一方はロシア・チャイナを中心とする陣営、もう一方はアメリカ・EUを中心とする陣営である。東西冷戦時代の再来だろうか、よく分らない。

●プーチンは対西側兵糧攻め

 コロナウィルスと並ぶもう一つの地球病原体プ-チンロシアがやっているウクライナ侵略戦争は、2月下旬に始まって今やもう4カ月になったが、まだ止まない。1か月ほどで作戦変更して、ウクライナ全体制圧方針から、南部と東部を占領するらしくそちらへの侵攻が激しい。

 ウクライナも西側諸国から武器援助を受けて、果敢に抵抗しているが実際の戦況はそれほど良くもないようだ。だが、ここにきて世界への影響は一段と著しいものがある。地球上の各地区の経済はどこもかしこもネットワークして動いてるので、西側諸国がロシアを経済制裁すると、その跳ね返りがやってきているようだ。

 まずはロシアがガスエネルギー小麦の世界的な供給国であるので、制裁措置でそれらが途絶えると世界で物価上昇になる。ヨーロッパはエネルギーのロシアへの依存度が高いらしい。その点で、アメリカは平気なのだろう。

 ウクライナも実は小麦の輸出国なのだが、ロシアが侵攻してきて黒海の港の封鎖をして、輸出を邪魔している。ロシアからもウクライナからも小麦が輸出されないと、世界は食糧危機となる。港の封鎖を解くには経済制裁解除が条件だとプーチンは言う。ポーランド方面の陸続きで輸出する策が講じられるようだが、果たしてうまくいくのか。

 どうやら分ったのは世界を兵糧攻めする作戦である。プ-チンの側にはガスエネルギと小麦という人質があるのだった。更に言えばウクライナのザポリージャ核発電所も人質と言える。ロシアにある核兵器を使わなくても、それと同様の効果を持つのだから、始末に悪い。

 これらは西側諸国では分かっていたことだろうに、どうするのだろうか。わたしはコロナで世界各国がそれぞれ食料囲い込みに入るだろう、だから食糧危機が来る怖れがあると、去年中ごろに心配しだしたのだが、今になってプーチン戦争でそれが急に現実味を帯びるとは思わなかった。

●コロナにプーチン敗北の日を待つ

 ウクライナでのプーチン戦争は、2014年のクリミヤ半島侵略以来もう8年も続くが、コロナと合わせてどこまで地球の疲弊が進むのだろうか。厄病神プーチンがコロナに罹って倒れ敗北の日が来ることを期待するばかりの地球世界である。どうやらプーチンは基礎疾患があるらしいから、コロナに期待する価値は効果あるだろう。

 それにしてもプーチンさえ倒れれば解決するって、地球世界はそんなに簡単な原理で動くものなのか、どこか騙されているような、夢でも見ているような、SF世界に入り込んだような、何とも不思議な気分である。

 いまウハウハ儲かっているのは兵器産業と言われている。プ-チン戦争をやらているのは彼らだと言う陰謀論もあるようだ。



 ならばぜひとも開発してほしい兵器がある。クレムリン宮殿のある一室だけピンポイントで狙うことができる、コロナウィルス搭載の生物兵器である。できそうな気がするが、これができると戦争が終わるから、兵器屋さんが開発するってのは技術的に可能でも、まったくのおとぎ話であろう。

 コロナ後の世界を見たくて長生きしようかと思ったが、どうやら見える日はまだまだ遠いようである。日々のコロナと戦争のドタバタに好奇心を持って、野次馬根性だけで暇つぶしして生きているが、もう疲れて来た。
 去年夏はオリパラとコロナ第5波で大迷惑だったが、今年はオリパラなくて半分せいせいと思ったら、コロナ第6波ぐずつく間にプーチン戦争が来て、もう暑苦しい初夏である。

昨夏はオリパラ第五波暑苦し 今年はプーチン第六波の初夏

●「戦争プロパガンダ10の法則」

 こんな本を読んだ。原書が出版されたのは2002年、つまり例の9・11事件の後、USA軍が戦争を起こしたばかりの時に書かれたもの。


 内容は、それまでの数多くの戦争を振り返ると、戦争当事国の政府や国民たちは、戦争を正当化する宣伝文句をあれこれと声高く言うが、整理すると「十の法則」がある。その本の目次が法則項目なのでここに載せておく。今、ウクライナでプーチン戦争3か月目、この法則が当てはまるかしらと読むと、実に面白かった。
 その法則とはつぎのようである。(目次のページ)

 だが著者の前書きには、更にこれにもうひとつの法則を書き加えているので、そこのくだりもここに載せる。

(2022年6月1日記)

 

2022/04/01

1613【花見の季節到来】桜の下で花見酒の話題が疫病と戦争という不幸な春

●花見とコロナ

 桜の花が満開、30日午後は近くの野毛山公園に友人たちと登って花見宴会、そのあとは大岡川まで下って川岸の桜見物、その後は伊勢崎モールの居酒屋で久しぶりの飲み会で、すっかり酔っぱらった。なにしろ去年暮れの忘年会以来の飲み会だから、たった3杯で酔ってしまった。

 それにしても花の下で飲みながらの話題が戦争と伝染病だから、なんとも不幸な春というか時代である。わたしは15年戦争さなかに生まれて、死ぬ時も第3次世界大戦下なのだろうか、巡り合わせが悪すぎる人生だ。
 こうなれば、願わくは花の下にてこの春の望月の頃に死にたいものだ。

 折も折、今朝の新聞に白幡洋三郎さんの訃報が載っている。今、机上に白幡著『花見と桜<日本的なるもの>再考』を出している。この著書で面白いのは、日本人が大好きな桜の花見宴会という行為を、外国人はしないことを発見したとあることだ。大勢集まってあの咲き誇る桜の花の下で酒宴をするのは日本人だけだそうであるのが、面白い。

 去年も一昨年も公園での花見禁止だったのが、今年は推奨はしないもののなんとなく緩和というか、お目こぼしの感がある。
 それはもちろんコロナの流行への対応が、そうさせるのだろう。だが、それも何となくおかしいのは、実はコロナの第6波は、まったく落ち着いていない現状なのに、マンボウも緊急事態も適用されないのはどうしてなのだろうかとの疑問が付きまとっているからだ。




 日本全体の感染者数も死者数も、ピークから下がってきたとは言っても、第5波よりも高い位置にいるし、更に困るのはこのところ数日は感染者数の波がまたもや上むきになりそうな気配であることだ。
 なんだかよく分らないが、ワクチン普及でコロナとズルズルと同居するのだろうか。もう風邪並みにかかっても死ぬ率が下がったからよいのかしら。

●プーチン戦争の行方が見えない

 どうもプーチン戦争に世界の話題が引きずられてしまい、コロナが後回しになったけれど、問題は解決していないような気がする。ウクライナのコロナ統計を観たら、戦争開始以来図戦車も死者もゼロになっているが、もちろん現実はそうであるはずがない。治療さえできないのに統計を取ることなどありえない現実に暗然とする。
 ウクライナでは戦争が終わるとコロナ爆発の危機が待っているのだろうか。


3月末のプーチン戦争状況

 そしてまた戦争も、終わりそうで終わらないのは、ミニコロナの感もある。ウクライナ侵略のロシアは、いったいどのように出口を計画しているのだろうか。さっぱりわからない。
 SNSに登場する現地の動画など、これまでとは違う生の戦争情報が家庭に流れる。なんだかえらく古めかしい兵器による戦争と超先進的な情報戦争とが交錯しているようだ。このような情報時代の戦争と政治はどのように動くものだろうか。

 ロシアへの経済制裁の影響が、制裁を行う西側諸国にもじわじわと響いてきて、世界的な物価高になっているらしい。それが不安定な世界情勢をあちこちに作り出して、新たな戦争を生み出すのではあるまいなと、心配になる。 (20220401)