2011/02/17

383インターネット時代

 10日ほど前に加入したSNSのface bookから、こんなEメールが来た。
『こんにちは、美徳さん Livingstone KishidaさんからFacebookの友達リクエストが届いています。敬具 Facebookチーム』
『こんにちは、美徳さん Yusukeさんがあなたの友達リクエストを承認しました。敬具 Facebookチーム』
 あのなあ、何回教えたら分るんだよ、名で呼ぶな、姓で呼べってフィードバックで送信したでしょ、FACE BAKAさん。
 それからね、「敬具」で文末を納めるなら、文頭は「拝啓」なんだよ。日本語を勉強しなさい、FACE BAKAさんよ。
 はじめのEメールの名前の方は、二世か何からしいが、まったく覚えがない名前である。
 二つ目は、はは~ん彼だなと分ったが、「おい、Yusuke」「おい、美徳」って呼び合う仲ではない。
 なんとかせい、FACE BAKAさん。
    ◆
 言葉を直せとFACE BAKAを罵っても、まったくなんにも直してくれないからもう飽きてしまった。
 そんなときに別のSNSからお誘いが来た。(NPO)日本都市計画家協会の仲間で作る「まちづくりSNS]である。
 これは教養ある日本人がつくるSNSサイトなので、いまのところFACE BAKAのようなことはないのだが、それでも気になることはある。
 参加者がまちづくりに関する意見や情報を交換し合う書き込み欄のタイトルが「日記」と名づけられている。
 公開する前提で日記を書くのは断腸亭日乗とか土佐日記の作者のようなお方ならともかく、わたしのような凡人にはできないことである。
「日記」じゃなくて「コメント」と直してほしいと、管理者にお願いしている。
    ◆
 父はもう16年も前になくなったが、彼の書いた戦争日記を編集して「父の十五年戦争」と題する冊子を作り、そのままわたしのサイトにも載せている。
 その父が晩年に権禰宜をしていた神社の方から、そのページを偶然に見たとてEメールをいただいた。その方は若い方で父を知らないらしいが、感謝の返事をしたら、父の写真を送ってくださった。次の日には、当時の父をよく知っているその祖母の方(81歳)から電話をいただいて、昔のことを長々と話した。
 まさにインターネット時代のなせる情報交流である。

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