2012/11/17

691【東北被災地徘徊譚2】森の長城で大津波に備える市民プロジェクトが動き出した

●どんぐり拾いに東北へ
熊五郎 こんちわ、ご隠居、この裏長屋も寒くなってきましたね。ちょっと見なかったけど、どちらか旅だったんですか。
ご隠居 おや熊さん、いらっしゃい。ああ、ちょっと仙台から塩竈、石巻あたりに行って徘徊老人をやってたんだよ。
熊 それって、もしかして大震災被災地見物ですか。
隠 そうともいえるが、実は震災復興ボランティア活動に行ったんだよ。わたしはどうも東北にはこれまで縁がなくて、どこで何をすればよいかわからないままに、1年と8か月も過ぎたんだね。
熊 去年3月11日から、もうそんなに経ったんですね。
隠 そんな時、どんぐり拾いボランティア募集ってのを、インタネットで見つけてね、これなら徘徊老人のわたしに向いていると、被災地見物もかねて行ってきたんだよ。実は震災以来初めてなんだよ。
熊 えッ、どんぐり拾いなんて子どもの遊びでしょ。なんで震災復興ボランティアなんですか。
隠 それはね、どんぐりは冬も緑のシイの木から落ちた実だろ、これをたくさん拾ってきて、芽を出させて苗木をつくるんだな。その苗木を津波が来た海岸にずらーっと植えようってんだよ。
熊 へーっ、そんな苗木で津波を防ごうってんですか、そんなの無理無理。
隠 まあ、お聴きよ、津波の来た海岸に沿ってね、中国の万里の長城のように長い長い土手というか、土塁をつくるんだよ、、

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「森の長城で大津波に備える市民プロジェクトが動き出した」

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