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2009/06/22

145【怪しいハイテク】総務省を騙る悪質商法か、TV血出痔化への準備とは

 総務省からお手紙が来た。また低額給付金くれるかと思ったら、「血出痔の準備、お願いします」というパンフが入っている。

 2011年7月24日以前のテレビ画面は富士山が写っていて、25日は白いゴマが沢山写っている。どうしてかわからないが、要するにその日から今のテレビが見えなくなるそうである。
 だから、総務省がお詫びに補償金を支払ってくれるって、そういうお知らせだろうと読んでみる。でも、そんなことは書いてない、ヘンである。

 血出痔は思ったより簡単に始められます、なんて書いてある。
 テレビを買い換えろ→4万円、チュナーを買え→1万円から4万円、ケーブルテレビにしろ→2万円から10万円、、、。
 え、おい、当然にその金をくれるんだろうね。

 もしも金をくれないのなら、なにが「思ったより簡単」なんだよ、その金の工面がえらく困難であるぞよ。
 「悪質商法にご注意ください」なんて書いてあり、どこかの名をかたって不正請求するヤツがいるから気をつけろとある。

 そうかあ、わかったぞ、これって総務省を騙る悪質商法のパンフにちがいない。
 だって、近いうちにテレビ放送が止まります、続けて見たいならあれやこれやお買いなさい言っているじゃん、これこそ悪質商法のきわみでなくてなんであろう。

 本当に総務書からのパンフなら、「政府としてこう決めました。国民の皆様に不利益を与えることになりますので、憲法第29条によって補償金を支払います」って、こう書いてあるのが常識のように思うぞ。
 ねえ、そうでしょ、いちゃもん好きの鳩山総務大臣さんよ、あ、そうか、もうやめたのか、逃げ足が早い。
 関連→124地デジ血で痔

2009/06/21

144【世相戯評】エコさえつけば何でもOKでエコポイ、エコツーのバカ 

 ちかごろエコがつけさえすれば、なんでも許されるみたいな風潮がある。
 省エネ家庭用電器電製品を買うとエコポイントなんて点数がついてきて、それの点数に応じて271の商品・サービスと交換する「おまけ」つき制度を、政府が作るのだそうだ。
 買い替えがどうしてエコなんだよと、いちゃもんは既につけた。→120エコ商品購入補助金のバカ 

 こんどはポイントと交換できるものを決めたらしい。そこにはビール共通券があるそうだ。
 え、ビール飲むとエコロジーなのかい、なんでだろ、でもうれしいねえ、わたしは痛風になりそうで減ビール中なのだが、それなら飲むの復活するかなあ。健康よりも大切なエコのために、、。

 商品券、電子マネーなんてのもある。ということは、全然エコロジーでない品物を買うこともできるのだから、なにがエコポイントなんだよお、おい、ええかげんにせえよ、。

 旅行券もあるそうだ。旅行してエコロジーになるのかしら。
 世界遺産となった屋久島に観光客がわんさとやってきて、例の縄文杉のあたりは人間が踏み付ける、ゴミ捨てる、オシッコする、ウンコするで、自然破壊がものすごいそうである。
 そこで「エコツーリズム推進法」の初適用を目指して、入山制限をしようと検討中とか、。え、そんな法律あるの?

 「エコツーリズム推進法=過剰利用地域の立ち入りを制限して観光資源の保護を図ることで、ブランド力を高め、観光振興との両立を目指す。環境保護意識の高まりを受け、議員立法で成立。罰則もついた。屋久島は霧島屋久国立公園の一部だが、国立・国定公園以外でも適用できる」 (とYOMIURI ONLINE)

 なにいってんのよ、観光で人を呼び込んだら自然は荒れるに決まっている、両立なんてありえないって、わかりきっていることでしょうに。
 基本的に人間てものは、自然にとっては天敵であって汚いものなんですよ。

 自然環境をよくしようなんて言って「親水空間づくり」が流行ったことがあるが、あれって水を汚す一方なんですね。親水どころか遠水して、人間を遠ざけるほど自然環境にとっては良いのだ。
 エコってのは、自然に対する人間の介入をやめるか、できるだけ少なくするしかないはずである。

 製造工場でCO2を出すビールを飲んで、ゴミや交通負荷を増す自然探訪観光旅行をして、原子力廃棄物を出すし排気ガスもだすハイブリッド自動車に乗って、それでエコロジーだなんてチャンチャラおかしい。

2009/06/19

142【世相戯評】政府がなんでも低額給付金ってのをくれるとか

 金持ち財閥のアソウさんがポケットマネーから配ってくれる(のであろう)低額給付金を、わたしの銀行口座に振り込んだと、横浜市からお知らせが来た。

 この時期は、県市民税とか固定資産税とか健康保険料とか諸会費とか、いっぱい請求書が来るので、夫婦二人分4万円では文字通り低額(もしかして定額だったかも)過ぎて、口座に記録はあれどもあちこち引き落しの中に溶け込んで薄まって消えてしまった。

 日本の世帯数は約5千万、ここにお知らせ葉書を2回配ったり振込み手続きをすると、なんだかんだでどれくらい費用がかかるものだろうか。
 1世帯あたり100円としても50億円、エッ、計算違いじゃないよな、。

 そこでまじめに調べたら、総務省から都道府県や指定都市の担当部局宛の「定額給付金給付事業に係る留意事項について」(2008年12月20日付け)という事務連絡書類がインターネットに公開されている。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/pdf/081220_3_1.pdf

 それを一部引用する。
「本日、政府は平成20 年度補正予算(第2号)案を閣議決定したこと。
 今回の補正予算案においては、「景気後退下での生活者の不安にきめ細かく対処するための家計への緊急支援」として定額給付金を給付するために必要な経費2兆395 億13 百万円(給付金額1兆9,570 億円、給付に要する事務費825億13百万円)を計上していること。」 

 そうかあ、50億円でびっくりなんて貧乏人素人のあまりにいい加減で、なんと825億円もかかるのだ、ひょえ~っ。
 これを減税にすれば通常の徴税費用でまかなえるだろうに、なんでだろうか。多分、税金を払えない低額所得者にも低額給付金をと、アソウさん流の施しであろう。

 上の書類に「景気後退下での生活者の不安にきめ細かく対処するための家計への緊急支援」とあるから、家計支援に消えたわが低額給付金はそれなりに役に立ったことになるのかしら。
 アソウさんちでも「家計への緊急支援」となって、多分、大根でもお買いになったことだろう。

2009/05/15

128【世相戯評】海賊対処法で自衛隊派遣とは危ない危ない歴史の教訓

 5月13日の新聞に、(社)日本船主協会が「海賊対処法」案の早期成立を訴える意見広告を出している。
 ソマリア沖のアデン湾に出没する海賊退治に、自衛隊を派遣して鉄砲を打ってもよいようにしようって法律を早く成立させよ、それは海外からの輸入に頼って生きている日本人の生活を守ることなんだから、というのである。

 ちょっと待ってくれ、なんだかいつか聞いたことがあるような、、。
 そうだ、今、父の戦争を調べていて読んでいる日中戦争の出だしに似ているのである。
 日清・日露の戦争で中国東北の満州に権益を得た日本は、そこに暮らしだした日本人の生活を守るためと、関東軍・支那派遣軍を送り込み、その後はこの現地軍が日本人を守るためと暴走するのを、不拡大といいながら押さえるどころか、成り行きに任せて後追いした政府の無策、そして衆愚に陥った当時の日本人たちが、日本にも中国にも悲劇をまねいたのである。

 船主協会が日本人を人質に取っているような言は、満州の関東軍やソマリア海賊とも同じ論理となってしまう。
 それでなくても、遠い公海上の民間の商船をなぜ税金でしかも自衛隊で保護するのかって、何かがひっかる。これは地震災害出動みたいなものかしら、でも違うよなあ。

 どうもよく分からないが、やるとしても、自衛隊の派遣ではなくて海上保安庁の仕事のように思う。
 広告には、ドイツの軍艦に救われたことがあるので、日本も軍艦を派遣せよと書いているが、日本の軍艦(があるとすれば)は、憲法で他国のそれとは全く違うことを認識してほしい。
 出先での日本に関する安全を守るためと武力を繰り出すことについては、過去のことから考えて、かなり慎重になる必要がある。

 そもそも、日本人が輸入に頼らなければ生きてい行けないことにも問題がある。もちろん輸入しなければならないものもあるが、必要のないものまで輸入しているのも事実だ。
 ハケン労働者のことも大変な問題だが、ハケン軍艦はそれ以上に大変である。

2009/05/08

124【世相戯評】地デジ(血で痔)なんて汚らしい言葉を平気でよく言うよなあ

 わが家のテレビジョンがもうすぐ写らなくなるらしい。
 でも困らない、だってTV見てないんだもん。もっとも相棒は困るかも、。
 でも、一方的に見えなくするのはけしからん、 家財道具機能損失補償金をよこせ。

 それにしても「血で痔」って、誰が作った略語か、無神経である、よく口に出して言えるものだ。
 正式には「地上デジタルテレビジョン放送」だから(総務省サイト)、略語は「地デテ」だろうに、あ、「血出て」かあ、、。
 だが、この地上が分からない。地面の上をゴロゴロ転びながらかノソノソ這いながらか、TV放送の電波がやってくるのだろうなあ。となると外を歩いていると、体の中をこのデジタル電波か何かが通り抜けるのか、大丈夫かあ?

 地上があればやっぱり地下デジ、おっと地下デテとか空デテとかも当然あるのだろうなあ、何が違うのだろうか? 地下室やトンネル、飛行機や超高層ビルでTV見るときに使うのかしら。わが家は7階なので地上デテか空デテか、どっちなんだろう? 受像機は違うのかしら?

   ◆

 血で痔対応TV受像機の普及は、まだ6割くらいとかで、一番普及は7割弱の福井県、もっとも未普及は4割弱の沖縄県だそうだ。これは何を意味するのだろうか?
 福井県人はTV番組を見るのが好きなのか、ほかに娯楽が少ないのかなあ。
 沖縄県人はあまりTVに関心がないのか、ほかに娯楽がいっぱいあるからか。となると、わたしは沖縄県人に近い性格なのか、意外であるが、嬉しいような気もする。

 わたしは思うのだが、どうだろう、このまま誰もTV受像機を買い換えないで、血で痔放送開始と共にTV廃止するのである。
 あんなくだらないショウもないラチもない代物をみているのは(見ないのになぜ知っているかというと、飲食店に行くとたいていTVがあってうるさいからだ)、TVが始まって珍しいから見ていた時代から惰性であるだけなんだから、ここらでやめてもなんの問題もないどころか、利口にはならないにしても、あれを見て馬鹿になるチャンスが少なくなることは確かだ。

   ◆

 飲食店のテレビには本当にうるさくて困る。消してくれとは気が弱いからいえない。
 たまにTVをつけてないのでほっとすると、サービスのつもりでつけてくれるのには、困る。行かないようにするしかない。
 よそ様の家を訪ねると飲食店と同じように、居間にTVがつきっぱなしでやかましいのに、平気ですごしていることにたびたび出会う。
 こちらは客だから、うるさいから消してくださいと言いにくいので辛抱しているが、TV嫌いはほんとうに困惑する。

 昔昔、街頭テレビってのがあった。テレビカーという電車が走っていた。 昔、タクシーにTVがついていたこともあった。
 どれもなくなって、日本人もアメリカさんから精神年齢十二歳って言われたときからちょっとは成長したかと思っていたら、今やなんと携帯電話機でTV放送を見るのだから、馬鹿は死ななきゃ治らない。

 そういえば、イギリスさんからからもウサギ小屋といわれてからもうどれくらい経ったか、名ばかりマンションで相変わらずウサギ小屋は健在だし、不況で住宅難民が大量に出るようでは、その小屋にさえ住めない人もいる始末である。バカ政策は死んでも治らない。

2009/04/23

120【世相戯評】エコ商品購入に補助金をくれるのなら何にも買わない超エコに補助金をくれ

 エコカーなる怪しげなものを買うのに政府が補助金を出すのがバカだと書いたら、今度は電気製品とか住宅とかでエコ商品を買うと補助金を出すそうだ。
 同じことを2度言いたくないが、あえて言う。

 そもそも、エコ製品だからとて、それをつくるにはエネルギーも資材も消費するし、買い換えたら廃棄物処理にまたエネルギーも資材も無駄使い出し、なんでエコロジーなものか。
 エコロジー商品への補助金なら、エネルギー消費しない自転車や歩くための靴、暑さをしのぐ日傘・団扇・日よけすだれ・汗をぬぐうタオル、寒さを防ぐ衣類・布団・毛布などに出すべきでしょうに、。
 要するの電気製品や住宅などつくる大企業への補助になるだけで、電気製品も買えない庶民のエコ買い物には、何の補助もしないのである、ば~か。

 エコ商品ってのは、ちょっと昔は「省エネ商品」といっていたよなあ、あの頃なんで補助金をくれなかったんだよ、オレんちではもうその頃に買った家電製品があるし、いまでも健在だから改めてエコ商品を買う必要がないのだ。10年さかのぼって補助金をよこせよ。

 自家用車を持たないわたしのような者には、買ったとみなして補助金を支給せよ。元をただせば税金だろ、全くもって不公平政策である。
 そうだ、ものを買わないことがもっともエコなんだから買い物しなかった人に補助金を支給するのが一番よいことだ、うン、そうしたらいいのだ。

2009/04/04

116【くたばれ乗用車】エコカーに買替え補助金のバカ

 日経新聞のニュースによると、「政府はハイブリッド車など環境への負荷の低い自動車の購入を促す補助金制度を導入、買い替え時に1台あたり最大で30万円程度を支給することを検討している」そうである。
 なんというバカ政策か。
 買い換えた車の処理や新車生産のために起きるであろう、エネルギー消費、排ガス発生などはどうなるのだ。まだ使える車を買い換えたら資源の無駄使いになるぞ。
 消費刺激策だそうだから、自動車製造業ばかりか、廃車処理産業や排ガス処理産業までも景気対策に入っているのだろう、エコは時流に乗って言っているに過ぎない。
 わたしのような車に乗らないものには、まったく不公平である。こっちにもなにか金をよこせ。
 なにか買い替えに補助金では同じ愚になるから、そうだなあ、医療費に補助金をくれえ、。
 つまり、わたしの移動は車じゃなくて、足を使って体力でやっているのだから、これこそエコのきわみであるのだぞ(排ガスをださなくもないが)、このエコマンの補修費に補助金くれたっていいじゃん。
 ところで、高速道路1000円のバカを書いたときは知らなかったが、トラックは1000円じゃないのだそうだ。バカの上塗りである。流通経費を下げると物価は安くなる方向に行き、景気刺激になるとドシロートのわたしでも思うのだがなあ、。 
 参照→110高速道路休日1000円のバカ
     ・自動車社会を衝く

2009/03/27

113【世相戯評】自動車運転に関しては老人ボケ度を医者じゃなくを警察が判定するのかい

「認知機能検査は〈1〉年月日や曜日、時間を答える「時間の見当識」、〈2〉イラストを覚えた後、ヒントを見ながら思い出す「手がかり再生」、〈3〉時計の文字盤を描く「時計描画」―の3種類」
 これは今年6月1日から75歳以上で運転免許更新を希望する者に義務づけする「認知機能検査」だそうだ。
 要するに「ボケ度検査」である。
 ボケ度を警察が検査する時代になったのだ、コワイ。

 年寄りが世の中にイチャモンつけていると、「認知機能検査をしていただきます」って警察官がやって来たりしてね。
 でも、運転免許に関係ないけど、わたしも検査してみたいような気もする。だれか「自前認知機能検査ゲーム」ってのを売り出せば儲かるような、。

 年寄りが集まって、これでボケ度を競うのだ。歳に似合わずボケ度が高いなあとか、年代別ボケ度チャンピオン戦とか、やってみたいなあ、こわいなあ。
 ボケているヤツは75歳以上ばかりじゃないぞ、それ以下でも変な奴はいるから、どうせなら全員に義務付けてはどうか。

 自動車事故に高齢者が多くなったというのだが、そりゃそうだろう、高齢社会だから運転する人数のうちに占める高齢者が増えるのは統計的に当たり前である。
 問題は、超高齢者でも自動車運転しないと生活できないような、現代の生活の場にあるのだ。それを是正する政策をやらないと、いくらボケ度検査しても運転をやめられないだろう、だって生きていけないのだから。

 ところで最近、身元確認で「免許証」を見せろと言われることが多い。おお、持っているとも、一級建築士と技術士の免許証を見せてやろうか、、。

2009/03/21

110【くたばれ乗用車】高速道路休日1000円のバカ

 自動車運転しないから興味なかったが、昨日から高速道路の一部が休日は1000円に大値下げだそうだ。
 これっておかしいぞ。 第1に、排ガスやら炭素排出規制しようって時代に、なんで自動車走行増加策をやるのか? せっかくオイルが高くなったリ不景気で、走る車が減って空気がよくなろうとしているのに、。
 第2に、これで一番儲かるのは郊外ショッピングセンターで、ますます中心市街地は疲弊するぞ。そういえば昨日、イオンが新聞全面に安売り広告を出していたのは、実はこれと連動していたのだと、今わかった。
 ついでにいうが、民主党が高速道路全面無料にせよと唱えているが、あれはイオン岡田社長の弟(元党首)がいるからだろうって、下世話の話題である。それはともかくとしても、少なくともアンチ地球環境保全政策であることは確かだ。
 第3に、こういう入場料金のようなものは、普通ならお客が少ない平日に値下げして呼び込むもんだろうに、これは休日に値下げなんてどういう計算なのかしら。ってことは、休日も利用者がいないような道路をつくっているってことだな、バカヤロ。
 第4に、値下げするってのは、儲かったから還元するのかと思ったら、なんと税金を投入するのだそうだ。オイッ、それじゃあオレの金も使ってイオンを儲けさせるってのか、この大バカ政策ヤロウ~。
 こういうバカ政策を喜ぶ庶民が一番イケナイな。

2009/03/19

109【世相戯評】あのイオンが反省するんだって?ウソでしょ

安売り量販店(スーパーマーケット)屋のイオンが、今日の全国紙に「イオンの反省」と題して、1ページ分の広告を載せている。

 おお、やっと自分の罪に気がついたかと読んでみれば、全然そうじゃない、ただの惹き文句であった。
 よくあるような、美味いと書くところをわざと不味いと書く、あれだよ、目を惹けばよいのだ。

 これまでさんざんに街を壊してきて、この百年に一度の不景気で、イオンが壊してきた街はもう立ち直れないかもしれないのに、その反省はなくて、ただの安売り広告である。
 いままで高いもの売りつけていたが、反省してこんどは安物にするんだなんて、買いたい気が起こるもんかしら。

 もともと私は、あのどこに行っても同じような、田畑を壊し緑のない(そのくせ万里の長城あたりで木を植えているんだから笑える)殺風景な派手派手倉庫みたいな建物が立ち並んで、ほんとに汚らしい風景のイオンモールとやら言うショッピングセンターを大嫌い、まあ、向うもわたしなんぞ相手にしてないけどね。

 じゃあきれいにしたらいくかというと、もちろん行かない。
 あんな田舎の田んぼの中にまでわざわざ安物を買いに行くなんて、気が知れないよ。買い物は街の中でやるのが一番、、。

 こんな方便広告で反省なら、サルだって反省するぞ。いやいや、反省がなっとらん、オレと一緒にしてくれるなって、サルが怒るか。

 反省するなら、これまで人々が暮らす街を壊して悪かった、これからは暮らしの場を大切にする商売をいたしますって、言ってもらいたいもんだ。
 安かろう、売れて儲かりさえすれば、街が壊れてもいいのだなんて、反省ではないぞ。

参考→◆怖いぞ、郊外開発は生活圏を破壊する
    ●日本全国醜い風景アルバム

2009/03/18

108【世相戯評】焚き火の想い出

 由布市で山焼きしていて焼死者が出たという。大草原を焼くのは壮大で気持ちよさそうだからやってみたいと思っていたが、危険なものでもあるようだ。

 焚き火を大好きである。生まれ育ったのが神社だから、広大な境内には落ち葉がすぐにたまるから、しょっちゅう掃き集める必要があった。
 冬の朝はそれを盛大に焚き火して、温まってから学校に行くのが習慣だったことから、焚き火大好き人間となった。ただし落ち葉掃除は嫌いだったが、。

 高校のときに、運動会の後で運動場で盛大に焚き火してファイアーストームをしたことがある。だんだんと盛り上がって木製サッカーゴールを引き倒して燃やし、教師に大いにしかられたことを思い出した。
 都会に住むようになって焚き火から縁が切れたが、鎌倉に家を建てたとき、これでまた焚き火ができると楽しみにした。

 狭い庭でも落ち葉は積もるしゴミも出るから、焚き火を楽しんでいた。ところが、狭い敷地だから、隣近所から煙に文句が出たのである。
 そうか、世の中は焚き火の嫌いな人も居るのだと、はじめて気がついた。転居2ヶ月くらいで、あえなく挫折し、法的に焚き火禁止であることも知って、がっかりした。
 近所の人たちは、剪定した庭木とか掃き寄せた落ち葉とかを、ビニール袋に入れて焼却ゴミに出しているが、どうも納得がいかない。私は庭に積んでおいて腐らせるようにしていた。

 今はまた都会住まいで焚き火に縁が遠い。中越の山村に行くと焚き火をしたくなり、ときどき楽しんでいる。 集落の行事である小正月の賽の神は、巨大な焚き火をするから嬉しい。
 先日の日曜日は、韮崎の友人宅の畑で、枯れ枝など久しぶりに盛大なる焚き火をした。実にせいせいした。 

2009/02/17

098【お遊び】マーマレードを作る

 今年もちょっとだけ台所を占領して、マーマレードをつくった。美味い。自分がつくればなんでも美味いにきまっているのだ。
 毎年今頃になると、九州福岡の糸島郡志摩町に住む畏友が、自家屋敷林で採れるアマナツをどさっと送ってくれる。
 栽培しているのではないらしいが、広大な庭というか畑というか山林みたいなところに毎年たくさんできてしまうのである。もちろん無農薬だから、マーマレードに最適である。
 無農薬甘夏でマーマレードを作るレシピは、WEBサイトにいろいろとあって、どれが正解というのではなかろうが、めんどくさくなさそうなのを見つけて適当に作るのである。
 毎年やっているが、いつも硬くなってしまうので、しかたないから市販のマーマレードと半々くらいに混ぜて食べると、市販の甘さとこちらの苦さがちょうどよい加減になる。
 今年は硬くなりすぎないうちにと早めに火を止めたが、まあまあか。
 わたしの食べ方は、毎朝の紅茶にドバッといれるロシアンティーである。畏友に感謝しつつ飲む。今朝の紅茶は美味い。
 その畏友のサイト●オチコボレは自立する 

●追加記入(090331)
 上のように書いていたら、当の畏友がこれを読んで次のような抗議文を、アマナツ10数個つきでよこした。
「ひとつだけ、抗議というか、反論というか、弱気な訂正というか、すこし言い訳をしますと、栽培しているつもりなのです。収穫後剪定(我流ですが)をし、下草を刈り、旨みが出るというのでアブラカスを20キロ×8俵ぐらい、アマナツ6本、ハッサク2本に、二度に分けてやっています。もうひとつ言うと広大ではありません。少しよい感じの風景は、20mから40mぐらいの楠、欅、樫、楢などの樹があって、落ち着けるところだということです。その太い枝を少しづつ戴いて、暖房用の薪にしています」
 おお、そうか、しっかり栽培していらっしゃるのですね、失礼をお詫びします。
 だって、いい加減に放っているのになりすぎて困る、なんていつも愚痴をこぼすんだもの、あれは大兄一流の農の腕前自慢だったのですねえ、マイッタ。
 でも、あの屋敷地は広大ですよ、こちらの鼠の額のベランダから思いを馳せると、、、。
 というわけで、「栽培しているのではないらしいが」ってところは、「上手に栽培するものだから」と訂正してお詫びします。
 さて、その抗議文付録アマナツは、美味いのである。来年もよろしく。

2009/02/09

094【怪しいハイテク】盲人案内用ロボット「ひとみ」はいつ完成するだろうか

 友人の博士が発明した「盲人ガイド用自走ロボット車いす」(名前は「ひとみ」)のことは、このブログにいつか書いた。
   →今もし失明したら

 博士の家の近くの住宅街に住む、目の不自由な主婦が「ひとみ」をつかって街を歩きたいそうである。
 そこで、「ひとみ」にあらかじめ進むべきコースを覚えさせる必要があり、博士が現地でその準備とテストをするというので、わたしが助手として手伝いに行った。

 「ひとみ」は、電動車椅子に乗せたデジタルカメラが見るコースを、コンピューターで走行方向を制御しつつ進行する。
 カメラやコンピューターのことはわたしは分からないから、コースに進行目印の白線を貼ったり、道のデコボコを土方工事で直したり、車いすを押したりひいたりするのが助手の役目である。つまり、博士は頭脳労働、わたしは肉体労働担当である。

 もうひとつ重要な役目は、われらが御茶ノ水博士(覚えていますか、鉄腕アトムの生みの親)も歳とったので、そばでわたしが彼のやることを忘れぬように復唱するのである。
 といっても、こちらも物覚え悪い老人だから、あまり信用はならないが、居ないよりはましである。

 ロボット「ひとみ」は、なんというか、聞き分けがよいのか悪いのか分からない子である。
 博士が一生懸命にコースを教えているのに、玄関から一向に動きだそうとしない。
 なんどコンピューターで教えても動かない。博士はそれでも嫌がらずに何度も教える。どうしてだろうか、動かないなあ。
 と、突然、博士が叫ぶ「あ~ッ分かったッ、車いすモーターの電源が入っていなかったあ」 ん、もう、テレビだって電源が入っていないと写らないんだよ。
 その様子はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=XC576GQxjtg&t=24s

 そうやってひとみは道を覚えつつ、だんだんと街に出て行く。街にはいろいろな障害物があるので、助手はそれを直したり除去したりする。
 博士が予想しないひとみの逸脱行動もあるので、その原因を探してつぶしていく。
 太陽の照り具合、生垣の育ち具合さえも関係する。幼児を連れて歩くと、道端にあるものにひょいとそれていくアレである。手間もかかるが、面白くもある。
 いずれコースを教えつくしたなら、そこを自動で進む「ひとみ」につかまって、眼の不自由なその主婦は近くに散歩や買い物に行くのだ。さてその日はいつだろうか、。

2009/01/20

085【くたばれマンション】借家か持家か

 地下鉄に乗ったらこんな広告に出会った。

 曰く
このまま11万の家賃を払い続けても、後には何~んにも残らない、と、思った時から急に家賃が恨めしくなった。マンション、住み替え、一戸建て、いい人生に」

 これはどうも「賃貸住宅はよくないよ、マンションでも、一戸建てでも、買ったほうがいいよ」ということらしい。
 別にこの広告主のジャマをする気はないが、わたしはこの広告主とは考え方が、正反対に違うのである。悪しからず。

 「何~んにも残らない」ので何か残ると思ってうっかりマンションを買うと、どえらいものが残るのである。
 それは、借金と危ない家と個人では建て直しもできないミニミニ土地が残るのである。
 つまり不良資産を抱えるリスクが大きいのである。

 近いうちに確実に起きる関東や東海の大地震で、マンションという大規模区分所有型共同住宅ビルは、倒れるかもしれないし、倒れなくても必ず大被害がおきて、大修繕となるのは専門家でなくてもそれは常識である。
 大地震で全く壊れない家なんて、それは莫大な工事費であるし、建つところも地盤の超よいところに限られる。
 被災した後、そのビルの持ち主全員が同意し、費用負担し、建て直しや修繕ができるだろうか。
 できたとしても借金は積み重なるばかりである。

 これは現実に、姉歯事件やその前の阪神淡路大震災で証明されていることである。
 姉歯事件では賃貸住宅ビルと分譲住宅ビルがあったが、賃貸ビルはすぐに解決したが、分譲の共同住宅ビルはいまだに建て直しになったのは2件だけらしい。
 それにもかかわらず、世の中は分譲マンションを売っているし、買っている。みんな忘れたのかしら。
 政府の政策も、持ち家にはローン減税があるのに、借家に家賃減税がないという大不公平である。
 だから、分かっていながら(いや、もしかしたら分かっていないのかな)危ない分譲住宅ばかりがはびこる。悪貨は良貨を駆逐するのである。

 こんな変な国は、やっぱり日本は発展途上国だな。
 政府は、住宅は十分に満ち足りた、もう五カ年計画もやめたって言っているのに、先日の「日比谷派遣村」みたいに、実は住む家のない人がたくさん居るってことがあぶりだされた。ホームレスも大勢見かける。

 日本では住宅政策がヨーロッパ先進国のように社会政策ではなくて、アメリカや発展途上国なみの経済政策だからだ。それは住宅政策とは言わない。
 だから、アメリカで経済政策としての住宅政策が大失敗して、世界不況になったのだ。
 まあ、日本は世界不況を起こすほどの経済力も実はないんだってことが、逆証明されたようなものだ。
 これでいいのか?
参照→◆名ばかりマンション  ◆姉歯大震災の喚起するもの(2005~2007)
  ◆賃貸借都市の時代へー体験的住宅論(2000~2008)

2009/01/17

084【世相戯評】食糧とエネルギー

 なんだかよく分からないが、ヨーロッパではロシアからパイプラインでやってくるガスが停まったとか停まりそうとか減少したとかで、暖房源が途切れるかして、寒くてたまらないそうだ。
 そして、薪を燃やして暖をとっているとかで、その薪用の木材などをとってきて運ぶ姿が新聞の写真に出ている。
 ヨーロッパ諸国はロシアにエネルギー源を頼っていることが暴露した。複雑な東欧問題もあって、政治的な解決に苦慮しているらしい。自給能力がないのである。

 これを見て思ったのは、ひとつは日本の食糧の自給率問題にも通じることである。
 アメリカが日本よりも中国やインドに輸出することにしたらどうなるのか。日本の食糧自給率の低さが、このヨーロッパのガス騒ぎと同じような食糧騒ぎにならないという保証は何もない。かなり寒々しい思いがする。

 もうひとつ思ったことは、ヨーロッパの諸都市では水道と同じにパイプを引きめぐらして、各家庭に暖房熱源の蒸気や湯を供給し、これによる暖房が普通になっているらしいので、この供給が止まると震え上がることになることだ。日本のように部屋ごとのエアコンとか、石油ヒーターとか、コタツのような独立的個別暖房ではないらしい。

 これもまた自給システムでない問題である。各家庭は菜園を持っていて、ちょっとくらいの食糧は自給できないと、買い物だけに頼っていてはいけないということだろう。
 あ、そうだ、ヨーロッパにコタツを輸出したら売れそうだぞ、どうです、パナソニックコタツとかソニーコタツなんて、、。

2009/01/16

083【世相戯評】日本ではスー族が滅亡しかかっている

 最近は煙草吸いのスー族どもは、スワン族の迫害にあって、滅亡への道をたどっているようだ。
 地下街の一角に店でもなし展示場でもない妙なガラス張り部屋があり、中に男や女数名が勝手な方向を向いてぽかんと立っている。え、ここはなにかの待ち合わせ場所かとよく見れば、みんな煙草を吸っている。つまり喫煙室だった。
 中の人たちはそれなりに個別ながら全員同じ目的があってそこに居るのだが、外からそれを見れば檻の中のペンギンみたいに用もなくただ勝手に突っ立っているようだ。

 今日も今日とて、歩道の一角になぜか大勢の人が突っ立っていて、その向うに自販機があり、そこにお茶を買いに行ったら分かった。そこが喫煙場所に指定されているらしく、いやもう臭いの煙いのなんの、屋外なのに相当なものである。千代田区は路上での喫煙も指定場所外では禁止なのだ。
 屋外でこれなら地下街の部屋はものすごいことだろう。天井はヤニだらけか。
 ということは、喫煙者はこの部屋に入れば、自分は煙草吸わなくても十分に喫煙できますな。節約になりますねえ、酒ではこうはいかないよなあ、。

 ただ、あの特定の場所に男女が数名、相互に何のつながりもなく、それぞれ勝手に突っ立って勝手な方向へ煙を出すさまは、まあ、ご勝手にどうぞではあるが、なんとなく動物園のペンギンが芸当しているようで異様である。ご当人たちはもちろんお気がついていらっしゃらないだろうが、。

2009/01/13

082【世相戯評】新幹線の公衆電話が大きく役に立ってくれた東北の旅

 わたしは知らなかったのだが、米沢はNHK大河ドラマの舞台とかで、寒いのに観光客が多かった。
 でも、わたしが見たかった米沢の超目玉のお宝「上杉屏風 洛中洛外図」は、この日は模様替え中とて公開していなかったのだ。なんだよう~、遠くから雪の中をわざわざ訪ねたのに、。

 で、米沢から新幹線に乗ったら、めずらしく自由席が満員だった。連休最後だからか。
 新幹線で満員とは、昨年秋の田んぼの稲刈りの帰りに長岡で乗って以来だ。あのときは稲刈りの重労働に比べりゃ、電車内で立っているだけなのは楽なもんだ、と思って我慢した。

 今回はその前に米沢の街歩きで足が棒になっていたので、立ちんぼはいやだ。大勢がデッキや通路でお行儀よく立っている。
 それを尻目に、ちょうど便所の隣に公衆電話のアルコーブがあって、そこにヨッコラショと座り込んだ。こちらはまあ、恥ずかしがっている歳ではない。 ビール飲みつつ弁当も食った。

 で、初めにちょっとだけ心配したのは、電話をかけに来る人にはジャマだよなあってことである。でも、すぐに思い直したのは、近頃は公衆電話は使わないってことである。現にその後に降りるまでの2時間に誰一人電話をかけに来た人は居なかった。もちろんわたしも公衆電話には用はない。

 というわけで、久しぶりに公衆電話が、それがあるという事実が、役にたったのであった。やっぱり、これはなくしてはいけませんよ、。

2009/01/07

081【世相戯評】例の給付金をもらうか

 総理大臣にして金持ちの麻生さんが、例の給付金を受け取るかどうかお迷いだそうだ。
 初めは、オレは金持ちだから受け取らないって、大見得を切っておられたが、今は景気対策の消費に回すお金としてなら、受給して買い物するほうが国のためになると、周りのお方たちから言われて、ふらふらしていらっしゃるそうだ。

 でも、こんなの迷う必要が全然ないぞ、麻生さん、君はだね、受給しなくてよいよ、そのかわりもらたつもりでその10倍のお金を消費に回せばよろしい。
 これだと政府財政支出が少しは減るし、消費は刺激されるし、あなたのお好きな高級バーにたびたび通っても、これはねえキミイ、景気回復のためにやむを得ず積極的に消費している未曾有の矜持なんだよ、って言えば、なんの後ろめたいどころか、実に堂々たるものである。

 他の取り巻きの方たちもそうしたらよかろう。歳費と給付金と両方受け取るのは、お給料の二重取りのような気がする。
 で、わたしはどうするか、そうだなあ、貧乏人だから生活支援として受け取りたいよなあ、買い物しないから消費刺激にはならなんだろうけどね、医院か介護の時のために貯金しておこうっと、元をただせば俺の出した税の一部だしなあ、。

2009/01/02

078初春ご挨拶

新しい年の明け初めのご挨拶を申し上げます。
おすこやかに初春をお迎えのことと存じます。

今年から考えるところあって年賀状をやめ、寒中見舞状を送ることにしました。
わたしが忘れなければ、そのうちにお手元に届くことでしょう。

今年は干支の丑、わたくしは7回目を迎えて年男です。
よくぞまあ長きにわたって生きてきているものです。
昨年のわたしにとって一番の達成感のあったことは、ひとつは若い方々と一緒に、都市計画の教科書として「初めて学ぶ都市計画」を出版できたことです。

もうひとつは、この3年間、中越震災復興支援のために、長岡市の山村・法末集落に仲間たちが通っており、わたしも真似事で後についていっておりますが、その美しい棚田の一角に住民たちと共同して小屋を建て、その屋根を地域の伝統的な茅葺きとする手伝いをしたことです。

この美しい集落の茅葺屋根は全て鉄板で覆われましたので、これが唯一で最後の眼に見える萱葺き屋根となるでしょう。
今は深い雪の中に眠っていますが春が来たら、その小屋は足湯となって農作業の疲れを癒してくれます。
詳しくはわがウェブサイトの「法末の四季」をご覧ください。
https://sites.google.com/site/hossuey/home/siki-animation

なにやら世の中は騒がしいのは程度の差こそあれいつものこと、老いの進み具合をわが身で測りつつ送る日々は、生物実験観察のごとく、まことに興味深いものです。
徘徊老人として日々のよしなしごとを綴っておりますので、今年も下記サイトをよろしくご愛読くださいませ。

まちもり通信https://sites.google.com/site/machimorig0/
まちもりブログhttp://datey.blogspot.com/
景観文化論https://sites.google.com/site/machimorig0/#keikan
中山間地論https://sites.google.com/site/machimorig0/#tyusankanti
東京駅復元反対論https://sites.google.com/site/machimorig0/#tokyoeki
建築家山口文象論https://sites.google.com/site/machimorig0/#bunzo

お風邪など召しませんようにお過ごしください。
2009年元旦

2008/12/23

075【世相戯評】なんでも外注時代だから風邪ひきもそうしたい

 風邪をひいて調子が悪い。
 寝ながら考えたのだが、ちかごろはなんでも外注(アウトソーシングなんていう)する時代だから、風邪ひきも誰かに出したい。わたしの替わりに熱を出し咳き込みつつ寝込んでくれる人に、。
 いまや家庭のことも個人のことも、どんどん外注できる時代である。
 教育、食事、介護などが典型だが、代理母なんて子をつくる生殖作業さえも外注できるのだから、すごい時代になったもんだ。

 ならば、病気だって他の人に外注できる時代が来るに違いない。風邪程度なら外注費が安いが、癌となるとものすごく高価だろう。金持ちはそれでも外注するだろう。
 このヨタ話を突き詰めると怖いことになりそうだ。
 とりあえず外注したいのは、便所へ行くことである。大100円、小50円くらいで、誰か代わりにやってもらいたい。
 あ、そういえば、「なんでもやります」と書いた便利屋のパンフがはいっていたなあ、頼んでみるか、。