●選挙に破れて党内抗争に勝った石破さん
昨日(2024/10/27)は衆議院議員選挙であった。投票に行った。このところ数年は真面目に投票に行っているが、ひところは全然いかなかった時期もある。
今朝起きるともう結果が出ている。
どうやら自民党と公明党の与党議席が、過半数に達しなくて、自民惨敗とのことらしい。でも半分近くあるし、与党系の無所属を加えるから、やはり政権は動くことはないらしい。
自民大敗の原因は、自民議員たちの多くが裏金とかいう怪しげな金を確保していたことがバレて、庶民お怒りを買ったものらしい。なんだか庶民好みの下下の理由で、バカらしいことだ。もっと政策的なことでの敗因であってほしいものだ。
つい先日に自民党総裁となり首相になった石破茂さんという方がどんな方が知らないし、知る気もないが、首相になったとたんに衆議院を解散したらしい。そんなことでは、この人がどんな人かさっぱりわからぬままに、選挙で信を問うたことになる。常識から考えてなんだか変である。
思うに、石破さんは自分の信を問うたのではなくて、それまで自民支配してきた安部晋三なる政治家の信を問うたのだろう。そして大敗したのだとすれば、これは自民党の中の争いに石破さんが勝利したことになる。石破さんはそのつもりで解散・選挙に急遽突入したに違いない。彼は選挙には負けたが、党内争いには勝ったのだ。なんともはや、ヤレヤレ。
そこで狂歌
選挙では大破された一方で自民党を大破さすがに石破
●大阪って馬鹿の一つ覚え
全国の当選者の色分けを見ていて、変なことに気が付いた。大阪だけが色が違うのである。まるで外国のようだ。
大阪だけが黄土色とは、ここは維新党という政党が支配している異界らしい。そういえば、この前の衆院選挙でも同じようなことがあったと思い出して調べたら、そのときは2議席が公明党で、その他は全部が維新だった。今回はその公明をけとばしてしまった。
どうして大阪はこんな異界になっているのか知らないが、たぶんアンチ東京というかアンチ関東で凝り固まっているのだろう、もしかして豊臣家怨念亡霊400余年支配か。
そこで狂歌いとつ
大阪は維(こ)れ新(あらた)なること無くて
ヒトツオボエの維新バッカリ
●選挙も居酒屋並みなるかも
昨日の投票終えて出会たばかりのところに、男が近寄ってきて何やらタブレットを見せつつ、「テレビ局ですが出口調査にご協力願います」という。数年前にも新聞屋だという女が同じようなこと言ってきた。その女はノートを広げていたが、今では飲み屋の注文並みにタッチパッドである。進化したものだ。
はいはいと、昨日の昼飯のラーメン屋のように適当にタッチして、注文ならぬ回答をしてあげた。それがどう生かされたのか、TVを持たないわたしにはまったくわからない。JNNと書いた名札を首にぶら下げていたその男は、本当にテレビ屋だろうか、そんなテレビ局なんて聞いたことがないし、新聞テレビ欄にもない。
そして、投票所の中でもこのようなタッチパッド投票方式をやればよいのにと、思いついた。これならばこのテレビ屋がたぶんやっているように、開票と集計とをネットで結べば、ずいぶんと効率的になるだろうにと思う。
そんなデジタルには慣れていないよ、と年寄りは言うだろうが、なに、もうすぐ居酒屋でもレストランでも飯屋でも、どこもかしこもタッチパッドになる。そうすれば年寄りもタッチパッドを使えないと酒も飲めなくなり、生きていけなくなるから、何とかするだろう。