2023/11/06

1731【分らぬ宗教と戦争】ほのぼのとコロナ世の暗夜明けゆけば いくさ世の暗雲立ち込める見ゆ

ウクライナとパレスチナの紙面での扱い
 なんともはや、コロナが落ち着くと戦争と政争との地球が浮かびあがって来た。
 その戦争もつい先ごろまではウクライナ可哀そうロシヤ憎しばかりだったようなのに、今やパレスチナ可哀そうイスラエル憎しにどんどんと傾くのである。

 ますます可哀そうなのはウクライナである。もう新聞やSNSの片隅にしか出てこない。あれ、あの戦争はついに終ったのかと間違うほどの、このところのウクライナ登場の少なさである。

 ゼレンスキー氏がイライラらしているに違いない。でもよく分からないのは、彼はイスラエルに味方すると言ったそうだが、それって自分ところの戦いに武器支援してもらっている大スポンサーのU.S.A.がイスラエルの味方をしているから、そっちにつくしかないのだろう。
 戦争当事国が別の戦争の国への対応は、なかなか政治的に難しいだろうなあ、気の毒になあ。

 こんなマップをネットから拾ったが、なるほど地球の人間は大きく5宗教に分かれて、あちこちでいがみ合っているのか。困ったもんだ。
 特に緑と水色の二つのキリスト教系と、赤色のイスラム教系との確執が高いらしい。なぜいがみ合うのか無宗教のわたしにはまったく理解できない。

 この地図を見ていて思ったのは、アフリカから中東にかけてのイスラム系レッドゾーンが、人口爆発を起こしており、その溶岩がヨーロッパに流れ出しているのだなあ、と見えることだ。
 もうひとつへえーそうなのかと思ったのは、ロシアの北半分はロシア正教ではないということ。人口は超少ないのだろうが、これってどうしてなんだろうか。

 いま、キリスト教系とイスラム系の争いの先端を行くのが、パレスチナ戦争である。これもそのあまりに深い歴史の底から始まり、近現代における植民地政策の原因と結果らしいので、東アジアの島国で育ったものには、複雑すぎてなにが何やらさっぱり分からない。

 ユーラシア大陸の端から端までなんだかんだともめていても、南北アメリカ大陸あたりは同じ色の系統だから比較的に平穏と思っていた。ところが世界の警察としてその平穏を保ってきたU.S.A.において、そのリーダ選びドタバタで民衆主義さえ危ういという。
 あの国がねえ、困ったもんだ、トランプなんて与太者ひとりにかき回されてなんて、あの国の人たちはいったいどうしたんだろ。俺たちは昔お手本にしたものだよ、嘆かわしい。

 こりゃもうもう地球はダメだな、人間どうしがいがみ合うところにもってきて、温暖化が進んで人間が住めなくなる地球になる方向にあるらしいから、もういいことはないね。早くオサラバした奴が勝ちですな
 コロナ後に良い世界が来ると思っていたのになあ、辞世の歌でも詠うか。
  コロナ世の後を継ぐらし戦の世 もはや地球に見切りつけなむ
(20231106記)


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伊達美徳=まちもり散人
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