2023/11/25

1749【今日は戦前・明日は戦中】今ははや戦前なるかと書きたるはクリミヤ併合前年のこと

 近ごろ何となく知ったのだが、『2023年は新しい戦前になる』と言葉が静かに流行中らしい。これをTV番組で言った人はタモリとかいう芸人だそうだ。わたしはTVを全く見ないから、このように1年ぐらいギャップがあって知ることになる。

 ところが、わたしはもう10年も前に同じ意味の発言をしていたのだ。それは「伊達の眼鏡」ブログ2013年1月20日の記事の中である。わたしは忘れていたのだが、FACE BOOK    が思い出させてくれた。
 その話題は戦後のある流行言葉だったが、話の最後を下記のように結んでいるのだ。

大鵬が逝き、2代目東京タワー(スカイツリーとかいうらしい)が建ち、軍隊を持とうという首相が出てきて、戦後復興東京駅は姿を消して戦前の姿に戻った。もはや戦後ではないどころか、今や戦前である、かもしれない。戦前の次は、いうまでもなく戦中である。 https://datey.blogspot.com/2013/01/708_20.html

 TVという超大声メディアで人気タレントが言うのと、個人ブログという超小声メディアにひっそりと書き込むのとは、同じ内容であっても、こちらにはなんの世間の注目が集まらないのは当たり前のこと。

 同じ様なことを思う人がいもるのだなあと、タモリ氏の歳を調べたら1945年生れだそうだ。戦中のことを体験的には知らない人である。いっぽう、TVでこの発言を引き出した話し相手は黒柳徹子で1933年生れだそうだから、明確に戦中体験がある。むしろ黒柳氏がそう言ってくれたのなら真実味があると思うのだが、。わたしはこの二人の中間の生年だ。

 2014年にはロシアがウクライナのクリミヤ半島の一方的併合、更に2022年にウクライナ侵攻、今もも戦争状態にある。2021年にはミャンマーで軍事クーデターで内戦状態が今も続く。そしてまたもやイスラエルとパレスチナ紛争である。ほかに内線続きの国がシリア、イェメンソ、ソマリア、アフガンなどいくつもある。

 日本列島の北隣には、行方定めぬミサイルの打ち上げに余念がない国と、西方への領土拡大戦争に懸命の国がある。そして政治だけでなく宗教対立で地球は2分している。

現在の地球は政治体制でこんな色分けがあるのだそうだ

 これらの地球上の各地のいがみ合いが、あちこちに飛び火して世界戦争になる日が近い気がするのは当たり前だ。
 今日は戦前であり、明日にも戦中になるかもしれない。このところ日本政府も軍備拡張に余念がないらしい。

 わたしはできるだけ急いで、そうなる前に用意万端整っている最も安全な世界、つまりあの世に避難するべきと切実に考えるのだ。

今ははや戦前なるかと書きたるはクリミヤ併合前年のこと

今ははや戦中なるかウクライナまたパレスチナ地球が燃える

(20231125記)

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戦争の記憶

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伊達美徳=まちもり散人
伊達の眼鏡 https://datey.blogspot.com/
まちもり通信 https://matchmori.blogspot.com/p/index.html
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