2023/11/29

1752【宇宙のロマン?】地球は周囲を隙間なく飛ぶ人工衛星群がつくる中空球体にすっぽり覆われているらしい

 ネット徘徊していたら、こんな地球の図に出くわした。これって、現在地球のの上の宇宙空間に浮かんでいる人工衛星だそうである。こんなにも沢山こみあっているが、これは一部に過ぎない。

スターリンク群球体の中の地球


上の図の日本付近拡大

 上の2つの図はスターリンクなる名前で、例のイーロンマスクのスペースエクスが打ち上げており、インタネット通信の道具らしい。
 この数なんと現在は3000基で、そのうちに12000基になるとか。ほかにも宇宙衛星打ち上げ屋が沢山あるだろうあるから、競って打ち上げるのだろう。計画だけでもう10万個の人工衛星が飛ぶとのネット記事もある。
 そのうちには空一面にすき間なく埋まり、人工のお星さまがキラキラキラキラときらめくだろう。当然のことに昼は太陽光を遮るから、地上は薄暗くなるのだろう。

 前世紀の中頃までは、わたしたちは海水と空気は無限だからとて、無駄に使ったりごみを捨ててきたが、今頃になってやっとこれは大変だと慌てている。
 今の宇宙空間についても、かつての海水や空気を同じように、今は無限と考えているらしい。今にあちこちで空から知らぬものが落ちてきて人が死ぬ、そのうちに太陽光線が地上に来なくなる。地球は人工衛星という粒の群でできた中空球体のなかにすっぽりと入ったと、ある日気が付くのだろう。もうすでにこれまでに打ち上げたゴミが大小1億2000万個もあるとのネット記事があった。

本物の星の動きとスターリンクの動き

スターリンクの行列が行く
スターリンクすだれのすき間から宇宙の星を観測する

 次の世界戦争は情報戦争だから、この見上げる空を隙間なく覆うスターリンクなどの人工衛星群破壊戦争がおきるにちがいない。人工衛星群はゴミ衛星群となって地球を覆う。人間は宇宙人の攻撃ではなくて、自らが打ち上げたゴミで滅びるだろう。
 かなり近い将来でもその頃はわたしは地球上に存在しないから、どうでもよいことだけどね。これはSFか現実か、それとも現代の杞憂か
 
 宇宙の話なんてのは、わけもなく希望に満ちていた時代に育ったものとしては、希望が現実になったとたんに、宇宙もゴミにあふれた世界になって、実情はゴミ溢れる地上の地続きという、夢の無い話になってしまった。

 わたしは天文少年であったから、宇宙に横たわる銀河を見上げて大いに感激をしていたものだ。今、あの銀河はどこに行ったのか、もう何十年も見ない。
 その代わりにイーロンマスク提供のスタ―リンクのすだれを見て、今の天文少年たちは胸を躍らせているのだろうか。

(20231129記)

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伊達美徳=まちもり散人
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