岸田内閣ってよほど人材が豊富らしく、次々と任命しては次々と更迭して、そのたびにと適材適所の人材が登場する。さすがに自民党は人材の層が厚い。
今日の新聞トップ記事は、財務副大臣が税金滞納常習犯であることが露見して、野党からボロクソに言われて、いたたまれなくなってしまったという、面白い事件である。
岸田内閣改造してから二月で、既に3人目の更迭だそうだ。そして岸田さんは、いずれも適材適所で起用したと言っていた人たちだ。
そこで3回目ともなると、政治にあまり関心ないわたしも気になった。あのお利巧な内閣総理大臣ともあろうお方が適材であるとして適所に充てた人だろうから、どこかそれなりの意味があるはずだ、それはなにだろうか。
考えていたらわかった、今回の税金滞納常習犯財務副大臣こそ、適材適所の最たるお方であったと、悟ったのだ。
これこそ、適材適所だ、野党から追及を受けてあれこれ言われるに決まっている。そうしたらクビにしよう。それによって税金を納めることの重要性を国民に知らせるとともに、野党にここで点数を稼がせて、本命の防衛予算から目をそらせよう、そう考えた(たぶん)。
そしてその通りに、週刊誌が書き、野党は国会で攻め、本人は立ち往生の大恥かき、その姿が同時中継で全国ネットに公開、国会はしょうもない質疑で無駄に時間が過ぎていく。
TVやネットで見ていた国民は、税を収めないと副大臣でさえこんな大恥をかくのかと納税意識向上とて大成功。これはもう副大臣の身を捨ててまでして尽くした功績であるから、彼こそは絶好の適材適所であった。
この財務副大臣がズバリ職務適材であったのに比べて、ほかの早期交替の二人は、ひとりは小指のコレネタらしいし、もう一人は子分の選挙誤指導だから、適材性も適所性も劣る。
でも、大がかりな夫婦しての法律違反で実刑を受けた法務大臣経験者が広島にいたが、この方の壮大な適材適所性と比べると、さすがにこの副大臣は器量が劣ることは否めない。
そういえば身を捨てて憲法20条の大切さの訓に垂れた、首相経験者がいたなあ。
あ、そうか、敵材敵所に犯面教師かあ、。
(20231114記)
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