おや、ロバート・ケネディ・ジュニアって、つまりあの司法長官だったロバート・ケネディの息子かしら、アメリカも政治には門閥が物言うのかと、新聞記事を読んでゆく。
おや、「暗殺された第35代大統領ジョン・F・ケネディの甥」と書いてあるけど、おなじく暗殺された父親ロバート・ケネディのことを書いてない。
へえ、そうなのか、父の方が近いだろうけどニュース価値がないのかしら。まあ、安倍晋三を岸信介の孫と書いても、安倍晋太郎の息子と書かないようなものだな。いや、暗殺の話なら晋三のほうが祖父よりも父よりも有名になったか。
ロバートジュニアの伯父のJ・Fケネディが暗殺されたのは1963年、日本とU.S.A.との間に太平洋横断ケーブルができたとて、あちらのTVニュースが初めて生放送で飛びこんできたら、それがなんとJFK暗殺だった。
太平洋の両方で誰もが唖然としたが、その暗殺犯人もまた暗殺されたニュースもやって来て、また驚いたものだ。話はまだ続く、更に5年後には大統領選挙に出ようとしていた弟ロバート・ケネディも暗殺される事件が起きた。ロバートジュニアの父である。
なお、その犯人はパレスチナ難民だったのだから、現在につながる話か。
なんという国なんだと思った。そして依然としてあの国では暗殺は日常生活のどこでも起きるようになっている。いっこうにそれを止めようとしない不思議な国である。
ジョンとロバートのケネディ兄弟は、大統領と司法長官として、わたしにはけっこう記憶に残る仕事をした。そのひとつはキューバ事件のソ連との開戦危機を乗越えたこと、もうひとつは人種差別解消への公民権運動の成果の法制定である。どちらも大きな業績だった。
そういえば、公民権運動のリーダーだったキング牧師も、ロバートと同年に暗殺されたのだった(1968年)。
ロバートジュニアがどんな人か全く知らないが、あのケネディ王朝に系譜を持つ人なら、何かできるのかもしれないとも思う。でも、こちらから見るとトランプでなければ誰でもいいような気がしている。
このコロナ後の戦乱時代をだれが政治をとっても困難だろうが、U.S.A.という世界大国には、それなりの能力ある人にリーダーになって貰わないと困る。このトランプともう一つの大国のプーチンとは、まさに反面教師を見せてくれたし、今も見せてくれるが、どちらの国民も彼ら排除する方向でないのが、素朴に不思議だと思うばかり。
いったいこの地球の人々はどうなってるのだろうか、もう、嫌になってきた。
(20231107記)
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伊達美徳=まちもり散人
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