2020/12/05

1507【長屋政談】素人が閑つぶしながら法律の勉強をできたのは学術会議法に首相が違法行為のおかげ

熊五郎:こんちわー、ご隠居、生きてますかい。

ご隠居:おお、熊さん、ああ、残念ながら生きてるよ。おあがりよ。

:昨日の首相記者会見のネット実況中継を見てね、ちょいと腹が立ったので、ご隠居に聞いてもらいたいと思ってね。

:そうだったね、菅さんて首相になってから、正式記者会見はたったの2回目、しかも2か月半ぶりなんだってね、よほど話が嫌いなんだろうが、それで政治家を務まるのかね。

:いろいろ質疑ありましたが、例の日本学術会議会員の任命拒否問題の件、質問に急に笑顔になって答えたのにびっくりしましたよ。

:あの110人任命するところを推薦から6人外して、99人任命した事件だね。ほう、そうかい、あの仏頂面の人が笑顔ねえ、首相としてようやく自信が出てきたんだろうね。それはどんな質疑だったんだい。

:記者の質問は、この任命拒否によって学者学会からの大きな反発抗議が起きて問題になっているが、それを予想していたか、どう考えるか、というものでした。

:そうか、首相は笑ってどう答えたんだい。

:首相は例によって質問に直接答える前に、あれこれと任命拒否の合法性を話し、会議の改革をしなければならないと考えて行ったと、質問してないことをだらだら述べて、最後にニヤッと笑って回答で「予想していた」といいましたよ。

:おお、予想してたのかい、それなら確信的な任命拒否だったんだね。それなら初めのころの国会での答弁が、どうしてあんなにゆらゆら矛盾して揺れたのかね。

:あ、そうだ、今ご隠居と一緒に、その記者会見の状況を、ネットで見ましょうよ。(https://youtu.be/URdy0NK95TA

:こりゃ首相演説会かねえ、記者たちの質問が鋭くないねえ、今回も事前に質問を募集してたのかねえ、やっぱり原稿を読んでるねえ。でも、その学術会議に関する回答の最後でニヤリと笑って「かなりなるんではないかとわたし思っていました」と言うときは、原稿を読んでなかったね。あの笑いはどういう意味かねえ。

:あの笑いってね、わたしにはレイプ犯人が現場を思い出して笑ってるように見えましたよ、レイプされるほうに油断があったからだってね。

:そりゃどういうことなんだい。

:あの答えにもあったように、首相は学術会議の改革が必要と思っていたから、任命拒否したと言ったでしょ、つまり相手のほうが悪いと言ったんですよ。

:そうか、そりゃ酷いねえ、でも、レイプは明らかに犯罪だよ、首相は犯罪者じゃないだろ。

:いやいや、首相は犯罪者というか、実は違法者なんですよ。

:どうしてそう言えるんだい。

:実はその会見を見た後でね、ネットで法律の専門家たちが、この学術会議任命拒否問題で意見を交わす会議のオンライン実況を見たんですよ。そうしたら実に明快に首相が違法だと分ったんです。(https://youtu.be/0pSk7bKYiqM

:おお、法律の勉強したのかい、えらいもんだ。それは菅首相のおかげだな。

:へへ、憲法学の木村草太先生が、小学生でもわかるように教えてくれましたよ、違法だよって。

:じゃそれを簡単に教えておくれよ。

:エヘン、首相はね、公務員となる会員の任命だから、憲法15条によって俺が公務員を任命する権利があるから、拒否権だってあるんだよといってますが、その条文には、首相ができるとはどこにも書いてないいんですね。首相って言葉が出てこない。

:おお、そうかい、じゃあ誰ができるんだい。

:憲法15条には、その権利は国民にあると書いてあるんですよ。

:ということは、国民の選挙で選ばれた国会議員から選ばれた首相にあるってことかい。首相は国民からそれを委任されてるってことだね。

:そうなんですよ、だからね、任命しても任命拒否しても、委任された国民に聞かれたら、その理由を説明する義務があるんだそうです。

:しかし、首相は人事に関することは言わなくていいんだと言い続けてるよ、それって憲法違反かい。

:さらにね、憲法73条ってのがあって、そこには官吏の任免は法律の定める基準に従えと書いてあるんです。首相が好き勝手にやっていいのではないのです。

:ほお、で、それはどんな法律なんだい。

:それがまさにずばり「日本学術会議法」なんです。

:ズバリそこに違法って書いてあるんだな。

:そう、今回の問題は105人の推薦が会議から出されたのに、99人しか任命しなかったことにあるのですが、そこが違法なんです。

:多すぎた困るだろうけど、少ないのも違法なのかい。

:そう、学術会議法には会員は「210人とする」と書いてあり、それを超えても未満でも違法なんです。3年ごとに会員の半分を改選せよと決まっていて、だから今回は105人でなけりゃいけないのです。

:ほお、それじゃあ6人欠員の今の状況は、違法ってことになるのかい。

:そうなんです。この違法状態を作り出したのが首相です。首相は算数ができなくて、210の半分は99と数えたのだろうと、木村先生は皮肉言っています。

:それじゃあ、会議がまた6人を推薦をして、首相に任命してもらえばいいだろう。

:ところが、そうはいかないのです。任命拒否なんてことが起きるのを法律が予想していないので、そういう時に対応する条文がないのです。

:ほお、面白いねえ。

:会員の誰かが死んだとかやむを得ない事情で退職した場合には、欠員補充するけれど、その後釜の会員はその前任者の残った期間だけ就任できると、法の条文にあるのです。でも、今の6人欠員には前任者がいないので、この条文を使えないんですね。

:おお、そうなのか、こんなことが起きた場合どうするか、法律を作る時に考えなかったのかね。

:そうそう、そう思いますよね、ところがね、それはそれでその当時にちゃんと考えていたのだそうです。この学術会議法を作るときの1983年のに国会で、そのことを心配した討議が行われている議事録があるのです。

:ほうほう、さすがにちゃんと考えてはいたんだね。

:それがねえ、今回の様なことが起きるのではないかと、野党議員が質問してるんです。それに対して政府委員も時の中曽根首相も、「総理大臣の任命はまったくの形式的なことであり、学術会議からの推薦人事を左右することは考えられない、それは学問の自由からそう言えるのであり、これは内閣法制局とも詰めた」と答弁しているそうです。

:うーん、立派なもんだねえ、よく考えて記録を残してるんだ。ありゃッ、しかしね、菅首相は今回の任命拒否をしたのは、それができると内閣法制局と詰めたからだと、記者会見でも言ってるよ。ってことは、立法当時の法解釈を変更したんだね。例の集団的自衛権とおなじかい。

:いや、それがね、菅首相は立法当時の法解釈を変えていない、当時と考えは一貫していると言ってるそうです。そのいっぽうでは、あの当時のことはよくわからないともいうので、さすがの木村先生は呆れていますね。

:それなら私だって呆れるよ。ってことは違法者の首相が会見でニヤッと笑って、「学術会議が問題だらけだからだ」と言うのは、犯罪者の泥棒が「あの家の戸締りが悪いのがいけない」と言うのとおなじだな、変だね。

:要するに法律には、学術会議から105人推薦が来ればそのまま105人任命せよと書いてあるのに、99人しかしなかったので違法、これって小学生でもわかる。拍子抜けと同時に、首相が違法行為なんて呆れるしかないですね。

:会議側からまた推薦だし直すしかないのかな。

:いや、それじゃあ天下の学術権威者たちが、違法行為をを認めることになるのですね。だからできない。

:ではどうすりゃいいのか先生は言ってるかな。

:違法を解消するには、はじめにもどって105人の推薦どおりに任命するしかないようです。だから、この違法状態に関して、国会議員たちが内閣にも官僚にも根気よく聞きただすしかないし、国民も理由を説明をせよと根気よく声を上げるしかない、とのことです。

:ヤレヤレ、違法状態学術会議が何かやってもいいのかねえ、無効なことなのかねえ、コロナ問題に学術会議の活躍がいるだろうに、わざわざ違法状態にするなんて、何を好んでこんなことを首相はやるのかねえ。

:首相はほんとにわかってやった確信犯なんですかねえ、あの言動を見ると、違法になるって知らないでうっかりやっちゃった、いや、官邸官僚に踊らされてる感じがするなあ。

:もしかして、政治的大陰謀なのかなあ、わからんなア、こんな国民に分からんことやる人って、首相にしておいてもいいのかなあ。(20201205)

2020/12/03

1506【言葉の酔時記】わたしが知る「今年の新語・流行語」は10点中5点のみ

  毎年の今頃になると出てくるのが、「現代用語の基礎知識」なる本が選んだという「2020ユーキャン新語・流行語大賞」である。10点の新語流行語が選ばれている。

 いつもの年のそれらについては、わたしは半分くらいは知らない言葉である。その原因はよくわかってる。わたしはTVを見ないからである。それで困っていないし、恥ずかしいくもない。世間の流行りを知ることができて便利である。

 さて、今年はどうかと言えば、結論はやはり半分しか知らない。下記が今年の新語流行語である。
(○:知っている。×:全然知らない/その語だけ見たことある程度)

 ×「愛の不時着」
 ×「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」
 ○「アベノマスク」
 ○「アマビエ」
 ○「オンライン○○」
 ×「鬼滅の刃」
 ○「GOTOキャンペーン」
 ○「3密」(今年の大賞はこれ)
 ×「ソロキャンプ」
 ×「フワちゃん」

 つまり、内容を知っているのは5点だけ、いつもの年と大差ない。
 どんな基準で選ぶのか知らないが、10点の言葉の内で6点までが新型コロナウィルス関係であるのが、他の年のそれと比べての今年の特徴だろう。さすがパンデミック年である。

 わたしなら「総合的・俯瞰的」とか、「お答えは差し控えます」ってのを選ぶ。たぶん、政治的な揶揄になる言葉はダメという選定基準があるのだろう。
 でも「アベノマスク」は明らかに揶揄用語だが、選者はそう思っていないのだろう。

 参考までに、これまでの毎年のわたしの新語知識レベルはつぎのとおり。

●2019年新語・流行語 (わたしの成績5点)
 ×「そだねー」、×「ONE TEAM(ワンチーム)」、〇「計画運休」
 〇「軽減税率」、×「スマイリングシンデレラ/しぶこ」、
 ×「タピる」、×「#KuToo」、×「◯◯ペイ」、〇「免許返納」
 〇「闇営業」、〇「令和」

●2018年新語・流行語 (4点)
 ×「そだねー」、×「eスポーツ」、×「(大迫)半端ないって」
 ×「おっさんずラブ」、〇「ご飯論法」、〇「災害級の暑さ」、
 〇「スーパーボランティア」、×「奈良判定」
 ×「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、〇「#MeToo」

●2015年新語・流行語 (6点)
 ×「トリプルスリー」、○「爆買い」、○「アベ政治を許さない」
 ×「安心して下さい、穿(は)いてますよ」、○「一億総活躍社会」
 ○「エンブレム」、×「五郎丸(ポーズ)」、○「SEALDs」
 ○「ドローン」、×「まいにち、修造!」

●2014年新語・流行語 (2点)
 ×「ダメよ~ダメダメ」、〇「集団的自衛権」、×「ありのままで」
 ×「カープ女子」、×「壁ドン」、〇「危険ドラッグ」
 ×「ごきげんよう」、×「マタハラ」、 
 ×「妖怪ウォッチ」、×「レジェンド」

●2011年の新語・流行語 (7点)
 〇「帰宅難民」、〇「絆」、×「こだまでしょうか」、〇「3.11」
 〇「スマホ」、〇「どじょう内閣」、×「どや顔」、
 〇「なでしこジャパン」、〇「風評被害」、×「ラブ注入」

●2009年の新語・流行語 (5点)
 〇「政権交代」、×「こども店長」、〇「事業仕分」、
 〇「新型インフルエンザ」、×「草食男子」、〇「脱官僚」
 〇「派遣切り」、×「ファストファッション」、
 ×「ぼやき」、×「歴女」

 こうして並べると、それなりに世相を示していて興味深い。毎年の成績は5点前後だが、2014年が極端に成績が悪いのは、たぶん、テレビ番組出自用語が多いのだろう。 

(20201202)

2020/12/02

1505【言葉の酔時記】デジタル庁って略称「出痔庁」かしらね「血出痔」っての思い出した

  新政権の目玉政策は「デジタル庁」なる役所を新設するという。デジタルとはdigitalのことらしいので、英語辞書で調べよう

digital
【名-1】デジタル(式)◆【反】analog
【名-2】(ピアノやオルガンなどの)鍵盤、キー
【名-3】デジタル時計[計器]
【形-1】デジタルの、デジタル(式)の、計数型の、数字の
【形-2】指の、指先の、指で動かす、指状の

digitalize/digitize
【他動】デジタル化する、2値化する

 わたしがあれこれ推測するに、この役所は中央政府の行う数々の仕事を、コンピューターが処理できるようにするのが仕事ってことらしい。紙情報を電子情報にするってことらしい。
 ということは、政策そのものではなくて、処理方法というか用具を変えることらしい。何だ、それだけのために役所を作る必要があるのか、と考えるが、必要なんだろうなア、情報公開後進国は情報処理後進国だからなあ。
 そうか、用具を変えると政策そのものに影響を及ぼすことがあるだろうしなあ。

 カタカナ表記の役所は、中央政府では最初だろう。「デジタル庁」って、なんだか誤訳のような気がするが、日本語だとすればこれでよいのか。
 英語で言えばdigitize(or digitalize)、すなわちデジタル化である。だから少なくとも「デジタル化庁」というべきのように思う。
 庁はagencyなので、デジタル庁の英語表記はまさかそのままdigital agencyではあるまい。agency of digitization となるのだろうか。

 ただねえ、デジタル庁ってのは、語感がどうもねえ、略称はデジカメと同じで、「デジ庁」となるのだろうねえ、すなわち「出痔庁」なんだねえ、ちょっと以前に「地デジ」、そう「血出痔」ってのがあったよね。
 もしかして官邸あたりの官僚に、ヘンに語感の鋭いお方がいて、おもしろがって珍語感用語をわざと使ってるのかなあ。(20201202)

2020/12/01

1504【コロナ大戦2020年11月おろおろ日録】内外に可笑し怪しき事多くタネの尽きざる狂歌日録

 コロナコロナと騒いでいても、月日は関係なくとうとう師走の月になった。その新型コロナはますます威勢がよくなっている。
 世界での感染者は6300万人、死者146万人、こう聞かされても、地球上の他の人間祖問題と比べて、これは多いのか少ないのか、兼用が付かない。同じ病でこれだけの数は他にはいないから大変だということだろうが、それは日本もおなじ。

 日本での感染者数は15万人、死者2000人、この10日ほどはどんどん増え続けて、今日のニュースでは重傷者、死者が増える傾向が強と言う。このままいくと医療現場が崩壊の恐れがあるという。これはもう他人ごとではない。わたしもうっかり風邪もひけない。
 ながらく防疫トップにいた岩手県は3位に脱落トップの座は鳥取県、2位が秋田県となっている。

 それで景気回復策というか観光関係事業者救済策と言うか、GOTOキャンペーンをどうするか世間はやかましい。今日のニュースでは、GOTO補助金狙いの詐欺や窃盗まがいの事件が起きているという。

 これだけ感染大流行すると、さすがに野放図GOTO反省して、北海道、大阪、東京などは利用規制とかするらしいが、人間の命も政治的な動きで左右される時代だ。

11月2日 <狂歌:大阪都賛否投票否決>
 なんかよお分らへんけど投票に行ったんやけど良かったのやろか
 今回もまたもやマヅイ(松井)結果にてさすがに懲りてもうヨシタラ(吉村)と言う

11月5日 <一国のリーダー選出>
 アメリカ大統領選に不正があるとか、投票を全部数えろとかって、大声で言いあうなんて、そんな幼稚な国に落ちぶれたのか、あの国はいったいどうしたのだろうか。
 日本では菅首相のと見識の無さが見えて。なんだかなあ、国のリーダーって、あっちは反知性主義、こっちは無知性主義、なるほど、彼らを選ぶ人たちの主義だな。

11月7日 ブログ「1499【困惑する政治の季節
 アメリカでも日本でも政治的騒ぎ中だが、これは次元が低いのか高いのかどっちだろう?https://datey.blogspot.com/2020/11/1499.html

11月8日 【コロナ禍の東京訪問】
 午後、汐留パナソニック美術館に「分離派100年展記念シンポ」に行く。建築と美術の運動についてがテーマ、4時まででは短すぎる。今回は山口文象も話題になったが、エピソード的にすぎない談義だった。寄り道せずに帰宅。ところで、創宇社建築会の創立メンバーに「梅田穣」と言う人がいた。今評判の「ジョー・バイデン」と読み方では同姓同名、あの創宇社宣言文は、この人の案によるという。

11月9日 【コロナ感染者10万人突破】
 コロナ感染者が日本では10万人を超えてぶり返してきた。世界中でもぶり返しており、感染5千万人を超え、そのうちの2割をアメリカが占めるた。いったいどうしたのか。
 なんだか、今のコロナ感染者急増の原因は、GOTOナントカやったためだろうか、時期的にピッタリだけどね。

11月10日 【一国のリーダーとコロナ】
 アメリカ大統領選挙でバイデン当選確実報道から1週間、トランプは敗退宣言をしないまま、まさか居座るわけはあるまい。それにしてもアメリカは若いというか変化する国だなあと思う。あの奇妙な人物を大統領に選出、奇妙だと分かっても今回の選挙でほぼ半分が支持を続けるのだから、コロナについても平気で感染者を増やしているように感じてしまう。1日当たりの新規感染者数が4日連続で10万人を超え、累計で1000万人に迫っているそうだ。
 日本でもつい最近にリーダーが菅義偉という人に替わったが、こちらはなんとも平凡な人物で、ヘンに頭が切れるよりもいいかもしれないが、官僚にいいように使われる心配が、すでに学術会議会員任命問題に現れた。宦官政治らしい。

11月12日 ブログ 【コロナ右往左往長屋談義
  https://datey.blogspot.com/2020/11/1500.html

11月14日 <狂歌:コロナ頑張る>
 やれ行けそれ行けGOTO命令に頑張っておりますおいらコロナも
 病む地球天災人災ないまぜて異常気象コロナトランプ

11月17日<狂歌:コロナ禍北海道の寿都と神恵内に核ゴミ誘致>
 核ゴミを今スッツると大儲け未来どうなろうともうカモエナイ
 コロナをば放射線でやっつけよう核ゴミ誘致北海道の奇策

11月18日 <狂歌:戦争末期?>
 カーテンとマスクは似ているあの頃の墨塗り壁と防空頭巾
 その昔欲しがりません勝つまでは今では敗けているのにGOTO

11月20日<狂歌:GOTO強盗キャンペーン>
 Now Let's GO TO the Corona World! by ”GO TO”
 強盗とコロナで自粛を比ぶれば恥ずかしながら強盗が先
 強盗がコロナに一騎打ち挑めども恥かしながら強盗が惨敗

11月21日<日本大通で大道芸>
 よくまああんなにじーっとしていられるもんだ、投げ銭でちょっとだけ動いてくれる街角の人間彫塑大道芸


11月22日 <珍省庁登場か>
 本当に「デジタル庁」と命名するのだろうか、略称「出痔庁」の「出痔長官」だな。むかし「血出痔」ってのがあったなあ、どうも語感に無関心すぎる。

11月22日 <ブログ:横浜能楽堂能公演を見る
 能楽公演がコロナ仕様として小声の地謡らしくて困惑。では狂言はどうしてるのだろうか、狂言からあの大声を取ったら、面白くないだろうなあ、マスク付きとか、顔面透明板をつけて狂言をやっているのだろうか、可笑しい。https://datey.blogspot.com/2020/11/1501.htm

11月23日 <狂歌:経済も健康も>
 GOTOにスガりつくのはもうよスカさスガにスガも思いなおスカ

11月24日 【コロナおろおろ日録ブログ
 GOTO強盗をよすかよさぬか、責任を中央政府と地方政府が押し付けあう。どちらもコロナのことは分からないことだらけ、責任を押し付けあうのも仕方ないが、分らぬ当局者たちが右往左往と、もっと分からぬ市民たちは、猫にでも犬にでも責任を押し付けるしかない、やけくそになってGOTO強盗に出かける有様、なんせ病気で死ぬんだから命をかけてる、ナサケナイ、末世だな。https://datey.blogspot.com/2020/11/1502.htm

11月25日 <狂歌:「桜」の安倍前首相虚偽答弁発覚事件>
 アッそうかあの時突然辞めたのはこれがほんとの理由だったか
 まかせとけ学術会議もGOTOも問題じゃない桜の出番


11月25日 <狂歌:GOTOとコロナの旅>
 ウィルスを貰いにGOTONOだけどばら撒きにGOTOOKの矛盾

11月26日 【国会SFの不思議】
 このところ数日は、国会の委員会をPCネット同時中継動画で真ッ昼間に見物する。国会が直接にネット公開する動画(中継と録画両方ある)そしてYOU-TUBEがある。もちろんどちらも内容は同じだが、YOU-TUBEでは見物客がくだらぬことを書き込んでウルサイ。
 昨日の予算員会では、野党議員と首相の質疑応答中にしょっちゅう「時を停めてください」ということがおきる。すると音声が消えて何やら協議している。しばらくして再開して続きをやるが、すると「時を停め」た以前の、既に聞いたことがある答弁が、またまたもや繰り返されるのであった。
 おお、すごいすごい、国会には時間を停止後退させる機能があるんだあ、時間旅行ができなんて、SF世界と思ってたけど、、。

11月26日 【コロナに勝てない厄除け神】
 今日は今年の三の酉の市、横浜橋の大鷲神社周辺は、いつもなら商店街の裏通りの住宅街が、突然にこの夜だけ変身して繁華街に化けるのに、今年はコロナに敗北して平日同様。福をかき集める縁起物のキンキラ熊手の店は、商店街の空き店舗にたった1軒だけ、夜店屋台は一店も無し。酉の市の神がいるとすれば、コロナには勝てないらしい。あの熊手が福ならぬコロナウィルスをかき集めるおそれはないのか、なんて考える。


11月27日 【誤解を招くコロナ風俗】
 知ってるのかな、肘鉄砲って、日本では相手を拒否するときにやるんだよ、ここはお辞儀にしなさいよ


11月28日 ブログ【コロナ禍おろおろ日録ブログ
 今やコロナどころか、カゼさえひけない身となった。どうしようか?、新聞などのコロナ関係の注意書きに、体調不良なら「まずはかかりつけ医に行け」とある。かかりつけ医とは、その名の通りしょっちゅうかかりつけている医者だろう。しかし、わたしはめったに医者に行かない。外科に3年半前に行ったが、内科に行ったのはいつだったろうか?、近所の内科医の玄関扉には「風邪気味なら進入禁止」の張り紙があるしなあhttps://datey.blogspot.com/2020/11/1503.html

11月28日 【コロナの横浜都心徘徊】
 伊勢佐木モールの中ほどにあった3階建て総合量販店(ピアゴとか言った)、夏ごろに閉鎖したが、最近ビルの取り壊しにとりかかっている。記憶では3年ほど前に建て直した新しいビル、もったいない。その取り壊し現場掲示には、事業者が長谷工コーポレーションだから、更地に共同住宅ビルを建てるのだろうな。
 なんだか気になる、伊勢佐木モールのもうひとつの3階建て店舗ビル(松坂屋百貨店を建て替えた)も、近いうちに同様にになるのかなあ?。モールのあちこちに空き店舗が増えてきて、その跡に入るのはたいていは居酒屋の類。
 なにしろ伊勢佐木モールで一番大きな店舗ビルはドン・キホーテ、2番はユニクロ・ダイソーだから、推して知るべし。
 ここはどんどん安物屋、古物屋、居酒屋が幅を利かす街になっていく、コロナが後押ししてるんだろうが、わたしのような貧乏人にはありがたいことだ、そして、取り柄は緑の街路樹がおおいことか。金持ちのしゃれた買い物なら元町に行けばよろしい。


11月29日 <狂歌:コロナの御教訓>
 お得意の総合的かつ俯瞰的考慮したからGOTO続行
 総合的俯瞰的に考えりゃ夜遊び十時で終了が普通
 除外なるアツモノに懲りたスカ首相GOTO除外ナマスをフーフー


2020/11/27

1503【コロナは桜に敗けるか】まかせとけ学術会議もGOTOも問題じゃない桜の出番

 今週もコロナで開けてコロナで暮れる日々だなと思ってたら、それに学術会議任命拒否問題が絡んで暇つぶし、そこへなんとまあ、桜を見る会問題が再登場して、三つ巴の賑わいであった。

◆アッと驚く「桜」再登場

 安倍前首相のショウモない桜を見る会の会計処理問題は、国会での答弁が大ウソであったらしいと、検察特捜部捜査過程で分かったというのだ。
 その内容はどうでもいいけど、安倍事務所の秘書が言うままに国会質疑に答弁したら、秘書が嘘ついていたので答弁が嘘だったと、今になってバレたという。首相の秘書のせいで、あれほど時間かけての国会は、フェイク国会になってしまった。なんともばかばかしい。


 内閣総理大臣の身でありながら、あれほど堂々と、しかも何度も嘘ついたのだから、法的には知らないが、道義的に無事ではあるはずがないだろう。
 なんともおバカな人であると、今更ながら誰もが思うから、政治的生命は消えるのだろう。いやいや、こうなっても堂々と表舞台に居られるのが、政治の世界だろうか。このような新旧首相でも、選挙になると投票する人がいるだろうなあ。菅選挙区民だから恥かしい。

 8月末だったか、安倍さんは突然に内閣総理大臣の辞任を切り出した。コロナは大変な局面なのに投げ出すとは怪しからんとおもえども、持病が悪化してコロナ対策能力が無くなったというのだから、これはどうも非難できない。

 そこで狂歌<ゲスの勘繰り>
   アッそうかあの時突然辞めたのはこれがほんとの理由だったか
 ところが、今、こんなドジ事件発覚である。当然にゲスの勘繰りだが、安倍さんは8月に内々でこれを知ったのだろう、ずいぶん顔色が悪かったものだ。そこで、嘘がバレて辞任ではあまりに無様過ぎるとて、幸いに前にも使った持病による辞任を、またまた使おうとなった、のだろうかねえ。

 狂歌<真打ち登場>
  まかせとけ学術会議もGOTOも問題じゃない桜の出番
 いやいや、じつはこうかもしれない。新首相が学術会議の会員任命問題や、GOTOキャンペーン問題で苦労しているようだから、ちょっと話題をこちらに振り向けてやって、負担を軽くしてやろう、なんて安倍さんが親分気取りで桜問題を投げかけた。思惑通り世間はわーーっと飛びついた、ってなことかなあ。

 狂歌<東西政権交代珍劇>
  日本でもようやくこれで政権が表も裏も移行するのか
 いやいや、実はこれは新首相側からの大仕掛けであり、どうも院政をしたがる安倍前首相を、これで一気に蹴落とす検察リーク戦術だったのだ、てなことかもなあ。まあ、コロナコロナの長丁場芝居に幕間のピエロにはなっているようだ。

◆学術会議でバレた新首相のデキ

 もう一つの話題の学術会議会員指名拒否問題である。その法的とか学問の自由とかの問題はさておく。わたしはTVを全く見ないが、新首相登場からちょいちょいと、国会の委員会ネット同時中継動画をPCで見物しているが、なんだかへんである。国会ってそんなものなのかしらと思う。

 先日の予算委員会で学術会議問題につき、野党委員と首相との一問一答形式質疑応答をしている。なにやら首相答弁がおかしいらしく、途中で「時を停めてください」ということが、しょっちゅう起きる。すると動画の音声が消えて、何やら協議している様子が写っている。

 しばらくして再開して続きをやる。すると「時を停め」た以前の、既に聞いたことがある首相の答弁が、またまた繰り返されるのであった。あれ、これは同時中継であり、録画ではないのに、同じメモを読む首相が写るのだ。こんなことが度々ある。
 おお、すごい、国会には時間を停止遡行させる機能があるんだあ、時間旅行なんて、SF世界のことと思ってたけど、、と、言いたくなる面白さである。

 もちろん、「時を」停めるのではなくて、「時計を」停めるのである。質疑に対する答弁がほとんどかみ合わなくても、以前と同じ答弁をする首相はバカに見えるが、もちろん当人は承知しているのである。その証拠には、しょっちゅう「以前にもお答えしましたが」と、そのたびに言うのである。

 知っていながらそうとしか答えられないのは、大人としては辛いだろうなあと、しげしげを菅さんの顔を見つめるのである。なんだか教室で、できない子をイジメてるみたい。
 あっ、もしかして半年ほど後になり、あの答弁は秘書の官僚のウソをそのまま言ってました、なんてことに、なる?
 いやいや、そうじゃない、あの暗愚ぶりは政治的演技なんだよって、どこからか聞こえてくる気もする。 

◆コロナ禍という日常と非日常

 さて、その間にもコロナはドンドンと発展している。毎日のように感染者数更新、あるいは入院者数が増えていく。医療現場は恐怖であろう。
 だが一方では、コロナよりもカネとてGOTOキャンペインは続行らしい。全面ストップするには経済界が許さないのだろう、なんだかオロオロしながらもやるしかないらしい。
 狂歌<コロナの旅>
  ウィルスを貰いにGoToNOだけど バラ撒きにGoToOKとはねえ

 わたしは相変わらず、寝たきり防止のために、昨日(11月26日)も、フラフラと横浜繁華街徘徊に出る。コロナ盛況のニュースのさなかだが、街は普通の人出である。
 コロナに強い横浜橋商店街を行けば、空き店舗のひとつでキンキラ熊手を売っている。あっ、きょうは三の酉の日だと気がついた。酉の市の日は横浜橋の大鷲神社周辺の道には、多数の露店が立ち並んで大賑わいになるのに、今日はいつもとおなじだ。

 そうか、さすがにコロナ禍の中では、酉の市も休止するしかないのか。去年までは、この商店街の裏通りの住宅街が、突然にこの夜だけ変身して繁華街に化ける。福をかき集める縁起物のキンキラ熊手の店も立ち並ぶ。
 でも今日は熊手屋は商店街の空き店舗にたった1軒だけ、夜店屋台は一店も無い。


今年の大鷲神社の様子

いつもならこんなに賑やかな大鷲神社あたり

今年は熊手売りは空き店舗に1店だけ

いつもならこんなに多くの熊手売りが出る

 酉の市の祭のご利益を知らないが、神社だから神様の威力を頼んで、厄病コロナを追い払い、幸福を呼び寄せるためだろう。これが厄除け行事ならば断然実行すべきだろう。だが、神様もコロナには勝てないらしい。あの熊手が福ならぬコロナをかき集めるおそれはないのか、なんて思う。

 コロナが今や日常となってしまい、祭と言う街にハレの日をもたらす非日常を奪ってしまった。このあたりの鎮守社ともいうべきお三の宮日枝神社の祭礼は、今年はあったのだろうか。たくさんの神輿が繁華街に繰り出していたあの祭りはどこに行ったのか。
 さて、コロナ禍の日常の中での非日常は、いったい何だろうか。それはコロナに感染することだ。そう、ほとんどの人にとってコロナ禍の日常とは、コロナに感染する恐れの日々という日常であり、コロナ感染そのものではない。いったん感染したら巨大な非日常が出現する。もっとも、それはハレと言うよりも巨大なと言うべきか。

 コロナ日常化が国際化すると、ヘンな風習というか風俗が生まれる。握手の代わりに、肘と肘を撃ち合うという挨拶ができたらしい。抱擁、接吻、握手という非日本的な接触型挨拶風習はコロナ伝搬手段そのものとて、代わりに拳とか肘とかを互いに接触するそうだ。

 でもねえ、日本でそれやると喧嘩になるよ。知ってるのかなあ、それはケンツクとかヒジデッポーといって、相手を拒否するときにやるものだよ、誤解が起きそうな気がする。ここは日本流に、お辞儀にしなさいよ。こういうのがこれからどんどん増えるのか。


 新聞などのコロナ関係の注意書きに、体調不良なら「まずはかかりつけ医に行け」とある。かかりつけ医とは、その名の通りしょっちゅうかかりつけているのだろう。しかし、わたしはめったに医者に行かない。
 最近では3年半前に腰椎骨折で3か月通った外科医だが、これをかかりつけというのかしら。内科の医者に行ったのはいつだったろうか、10年以上になるなあ。近くの内科診療所の玄関扉には、「風邪気味なら進入禁止」の張り紙がある。
 今やコロナどころか、カゼさえひけない身となった。(20201127)


2020/11/24

1502 【コロナ大盛況】GOTOにスガりつくのはもうよスカ さスガにスガも思いなおスカ

 

昨日の新聞トップに、「GOTO一時停止 首相表明」とある。鳴り物入りの経済復興策は、強敵コロナの前にあえなくひっこむらしい、一時的だろうが。

 どうやらコロナ感染の勢いは、春の緊急事態のころを超える勢いになっている。それでも再度の金食う事態宣言を出すことなく、人の移動を促すGOTOキャンペインをストップすることなく、11月の3連休の日々は観光地は大繁盛。
 その様子を例の横浜中華街と赤レンガ倉庫に観察してきた。コロナ緊急事態の時は閑古鳥がないていたが、昨日23日休日ははどっちも若い人たちで大繁盛、コロナどこ吹く風。

11月23日休日の横浜赤レンガ倉庫の繁盛ぶり


11月23日休日の横浜中華街の混雑ぶり

 もう一首狂歌を。

   強盗とコロナで自粛を比らぶれば恥かしながら強盗が先

 ヤボを承知で解説しておく。この強盗とは、もちろん、政府のやっているGOTOキャンペーンのこと、つまり、税金を原資とする金で補助するから、旅に行け、宴会しろ、買い物に行け、つまりコロナを恐れるなというのである。あちこちの観光地は繁盛はGOTO強盗で繁盛しているのだろう。
 なお、ヤボを重ねると、この歌は昔からあるこんな狂歌のもじりである。

   ひもじさと寒さと恋と比ぶれば恥ずかしながらひもじさが先

 コロナ感染者数が、いったんは2度目のピークを越えたと思って、その強盗GOTOキャンペーンを中央政府がやりだしたら、旅行客が増える一方では、息を吹き返したコロナがみるみる増える一方、この数日は毎日毎日感染記録更新中となってしまった。

感染者は13万人、死者は2千人

 GOTOキャンペーンに乗って動いた人たちは、旅行が延べ4千万人超になり、そのうち感染判明は176人だそうで、動く人がそれだけいて、感染がたったそれだけって、なんか不思議だ。どうしてなんだろう。飲食のGOTO利用が延べ1千万人超だそうだ。ただし、これらの利用実人数はどうなんだろうか、ひとりで何回やってるのかしら。
 事実としてコロナ復活現象と強盗キャンペーンとが、どう連動しているのかしていないのか分からないが、時期的に符合していることは確かだ。

 わたしはまったくGOTOには関係ないから、堂々といちゃもんつけるが、医学界の警戒にもかかわらず始めたGOTOキャンペーンこそが、人々の心にコロナ警戒心を薄れさせたに違いないと思う。
 わたしだって、政府がイケイケと言うのだから、コロナを克服したのかと勘違いしそうになったものだ。それが今回の第3波と言われる状況を招いているに違いないと思う。

 さすがにこうなれば政府もやむを得ないと思ったのか、一昨日(2020/11/21)になって、専門家会議も政府当局者もGOTO政策の足踏みを言い出した。
 でも何となく踏ん切りが悪い。すぐには同行するとは言わないで、しばらく検討するという。その間にコロナは大盛況を繰り広げるだろうが、いいのかしら。

 中央政府はGOTOの用意をしたが、実施は地方政府の都道府県が担当だ、GOTO使ってる人たちはそれぞれの自己責任でやってるのだ、中央政府は感染増加と直接には関係ない、こんな姿勢がありありと見えている。なるほど、民意尊重の民主主義である。
 一方の地方政府の都道府県は、中央政府の言うことに従うだけだみたいな、どうも互いに責任を押し付けあっているように見える言動が多い。

 どちらもコロナのことは分からないことだらけだから、責任を押し付けあうのも仕方ないだろうが、分らぬ当局者たちが右往左往すると、もっと分からない市民たちは、猫にでも犬にでも責任を押し付けるしかないとて、GOTO強盗に出かける有様、ナサケナイ。

  その昔欲しがりません勝つまでは 今では敗けているのにGOTO

 そういえば思い出したが、春の緊急事態になった頃に、パチンコ屋が大いにやり玉に挙がったが、今はまったく話題にならないのはどうしてなのか。その後いろいろコロナ現象がわかってきて、パチンコ屋での感染はないと証明されたのであろう。パチンコ台相互の間に透明仕切りをつけたのかしら。

 市民としては、うちに引っ込んでネット購買の「自粛派」か、この際だからGOTO補助金使って安く遊ぼうって「強盗派」か、引っ込みもせずGOTOも使わず近所をウロチョロするだけの「貧乏派」か、これらのいずれかになっているような気がする。

 わたしはもちろん貧乏派である。ネット購買するにも税金使って遊ぶにも、どちらも家計から支出するべき元となる資金が必要だからだ。その日を暮らすための資金だけしか家計にはないのだ。不公平感が著しい。

 GOTOキャンペーンは補助型だから、こちらに元となる金がないと使えない。半額とか3割とかの補助らしいから、その残り7割とか5割分を負担する必要があるが、それを負担できない。金の無い者にとってはまったく不公平である。
 だから遊びのGOTOを使う奴らを、オレの納めた税金を合法的にGOTO、つまり強盗する奴らと言いたくなる。強盗と呼ぶのは品がないが、そもそものネーミングが悪いのだから仕方ない。

 品が無いついでに言えば、近いうちに「デジタル庁」なんてのが政府に新設されるらしい。たぶん略称は「デジ庁」、「出痔庁」だな、トップは「出痔長官」か。
 でもなによりもデジタルとつけるのがおかしい。辞書には「連続的な量を、段階的に区切って数字で表すこと」とある。組織名としておかしいだろ。それならばアナログ庁がありうるのか。
 例えば「情報公開庁」としてはどうか、そのためには作業のデジタル化が必要になるし、現今の課題への対応にぴったりだろう。

 話をコロナGOTOに戻す。コロナで生活に困る人たちへの公平な支援政策は、減税しかないだろう。そして目に見える効果が出るのは消費税の一時的全額免除であろう。
 なぜそれをしないのか。手続きが面倒だからなんて言うかもしれないが、GOTOだって相当に面倒なのに、どこかに委託してもやってるのだから免税できなはずはないだろう。強盗される税金をそちらに回すことがなぜできないのか。
 まあ、こんな素人考えなんて、どこかの政党とか経済学者とかが、すでに言っているのであろう。

 それにしても菅さんという新首相は、一国のリーダーってのは、こんな人でもなることができる時代なんだと思わせる。USA大統領のトランプもそうだが、菅さんとは別の意味である。
 菅さんてリーダーに就任しても、ビジョンを語ることがない。語るべきビジョンなどないか、いらない人なんだろう。まあ、大ぶろしきを広げるとか、美辞麗句だけ言うよりも、言わないほうがましかもしれない。

 わたしはテレビをぜんぜん見ないが、国会のネット中継を見ていると、同時的に菅さんのバカさ加減が見えるのだから、失礼ながらそう言うのは仕方がない。新任早々でいきなり学術会議問題になり、あのヨロヨロ答弁ぶりですっかり人物をわかってしまった。なんだか器を間違えたようで、お気の毒にさえ思っている。
 だからそんな人の言うコロナ政策に素直に乗れないのである。

 世界のコロナ状況を見てみよう。

 やっぱり自国第一主義のトランプが独走中、ジャパンはチャイナを追い越した。

 国の人口が多いから感染者が多いのかと思えば、人口100万人あたりコロナ感染者数でさえトップを行くUSA。それにしても東アジアとその他との違いの原因は何だろうか。


人口100万人あたりの死者数、上位7か国とそれ以下との死者数の大きな段差は、なにが原因だろうか。

 コロナでオロオロの日々はさらに続くのか、いやになってくる。これから逃れる方法は二つある、第1はワクチン開発して接種、そして第2はあの世行き。(2020/11/24)

2020/11/22

1501【コロナ下の能見物】シテ櫻間金記の「木賊」はコロナのせいか聞こえ難くて理解できなかった

 横浜能楽堂で能「木賊」(櫻間金記)を観てきた(2020/11/22午後)。コロナ過で2度目の能見物である。この前は先月の10日で、野村四郎「善知鳥」であった。
 コロナはこんなだし、自分も年とったから、能なんていつ見ること不可能になるかもしれないと思い、横浜能楽堂での企画公演「馬場あき子と行く歌枕の旅」5回分を買っておいたのだ。来年2月まで毎月の公演があるが、コロナでどうなるか。

 さて今日の能「木賊」だが、ぜんぜん面白くなかった。いや、わたしでは理解能力がなかったと言うのが正しいだろう。
 これまではこういう時の感想文は書いてここに載せなかったが、もう人生先行き少ないし、近頃はコロナのほかに書くことがないので、理解不能だった感想を書いておく。

 実は能「木賊」を以前に見た記憶はあるが、内容を忘れていた。能を観る前はたいていは予習していくのだが、今回は思い立ってなにも事前に調べないことにした。
 まあ50歳ころから150曲くらいは観ているから、何とかなるだろうし、どうせ会場では馬場あき子さんの公演で解説があるだろうから、初めて見る気持ちで行くのも悪くない。

 結論は前述のように、ほとんど理解できなかった。もちろんあらすじや見どころを、馬場さんの講演で教えてもらったから、それなりに注意した。だが、理解がむつかしかった。理解とは、ストーリーではなく、演者の言葉であり謡であり演技の理解のことである。でも、「木賊」はいわゆる老女者に次ぐ難曲とされる演目だそうだから、わたしには基本的に理解を無理なのであろう。

 それにしても、シテと地謡の声が聞こえないのには困った。シテは76歳、音声は意外に高いのだが、小さくて聞き取りにくい。
 地謡は5人で横一列並びはコロナ特別仕様であろうが、驚いたのは顔の下半分に首の下まで耳にかけた紐で布を垂らしていることだ。そのせいだろうか、地謡音声が小さいのである。理解できなかったのはこの地謡小声の故が大きい。
 この前の「善知鳥」の時はよく聞こえたのは、布がなかったせいだろうか。それとも今回から、シテも地謡もコロナ対策で声を落としているのだろうか。シテツレとワキの声はよく聞こえた。

 老人の切ない心境を狂乱的に表現するというシテの序の舞がみどころと聞いたが、どうもぴんと来なかった。もちろん、こちらの能を観る能力の問題だろうが、一般に序の舞のもつ華麗さや寂しさなど、もちろん狂乱も観ることができなかった。ひいき目に見て、老人が舞うのだから、このようにとつとつと踏むのだろうか。

 息子を失った哀しみから、再会した喜びへと移る表現も、この程度なのは老人物だからだろうか。こちたもけっこうな老人だから、老人物の能を観れば、それなりに理解できるはずと思うのは、思いあがりだろうか。これまでにも老女物をいくつか見たが、どうも面白いものではなかった。このような老爺物もあるのかと思った。

 なお、木賊という草については、植物を扱う特別な人でなければ、今では現物を知っている人はほとんどいないだろう。わたしは少年時代の思い出として、現物を知っている。家の周りの草むらに生えていて、太い菜箸のような形と大きさで、節のあるる緑の草で、群生していた。その草の表面は、サンドペーパーのようにザラザラしていた。十数年以前に鎌倉のどこかの寺の庭で見たことがあった。

 馬場あき子さんの話は、歌枕入門編のようで、それなりに面白かったが、やはり時間が足りなくて、源氏物語の歌の帚木の話が面白そうだが、お預けになった。
 歌の話もよいのだけれども、もうちょっと能の話を突っ込んでくれてもいいと思う。馬場さんはマイクロフォンとスピーカを使ったから良く聞こえた。

 能楽公演がコロナ仕様の小声の謡いではなくなってほしい。狂言からあの大声を取ったら、面白くないだろうなあ、どうしてるのだろうか、マスク付きとか、顔面透明板をつけて狂言をやっているのだろうか。(2020/11/22)


●横浜能楽堂企画公演「馬場あき子と行く 歌枕の旅」第2回 信濃国・園原
 2020年11月22日 1400-1630

講演:馬場あき子(歌人)

能「木賊」(金春流)
 シテ(老翁)櫻間金記 子方(松若)水上嘉 ツレ(里人)柴山暁
 ワキ(旅僧)宝生欣哉 ワキツレ 則久英志 ワキツレ 御厨誠吾
笛 :一噌庸二  小鼓:観世新九郎  大鼓:國川純
後見:金春安明 横山紳一 山中一馬
地謡:本田光洋 髙橋忍 金春憲和 辻井八郎 山井綱雄  


 

 

2020/11/12

1500 【コロナ右往左往長屋談義】それ行けやれ行けGOTOと政府の指図に従ってるよおいらコロナも

(コロナ大戦おろおろ日録のうち)

熊五郎:こんちわ、ご隠居、生きてますね。

ご隠居:おお、熊さんようこそ、しばらく見えなかったが、どこかにGOTOナントカやってたかい。

:いや、ちゃんと家に籠ったり仕事に行ってましたよ。一向にコロナが収まらないのでご隠居とコロナ談義で一杯やりたくて来ました。ほらこれがコロナ銘柄のビールです。


:おお、うれしいね、コロナを肴にコロナを飲み干してやるぞ。地球上の人類は、新型コロナウィルスという共通の強敵が現れて猛威を振るっていても、それぞれに理由で仲間割れして、いがみ合い殺し合いをしているねえ。

:そうですねえ、今朝の新聞から拾うと、アメリカでは累計1000万人を超えるのに、依然として毎日2万人もの感染者を新規に発生、国民は真っ二つに割れていがみ合っている。エチオピアとかアルメニアとかアゼルバイジャンとかでは戦乱だし、香港もなんだかきな臭い。そして宗教テロはどこで起きるか予測がつかない。

:さすがのコロナも呆れているだろうね。こうやって時々はコロナの地球状況を話して書いておくと、ずっと後から見て何かの参考になるだろうと思うから、大いに話そう。

:日本での感染状況は、専門家が今や第3波到来であると言ったそうですよ。なぜそうなったのか理由は簡単なこと、いったんは自粛していた人々の外出や旅行が、再開したからだという。あまりに当たり前すぎる理由で、わたしにもわかりますよ。

:感染防御の先進県として当初から競争?してきた2県でさえも、今や岩手41人、鳥取51人となっているありさまだ。ワーストの方は、東京3万人超、大坂1.5万人弱、わたしの住む神奈川1万人弱、以下愛知、埼玉、福岡とつづく。そして日々増えるばかりだ。

:じゃあ、なぜ人々は出歩くようになったのか、出歩く人たちは、身近にいたコロナ患者が減ったと実感したからでしょうか。実際は、ほとんどの人は身近にコロナを実感していないはずですよ。

:それでも自粛をやめたのは、世間がそうしているからだ。では世間が何故そうしたか、それは政府の政策で緊急事態を解除した上に、GOTOナントカニンジンをぶら下げる出歩き奨励政策をやったからだ。

:実際にGOTOナントカを利用し得感染する人は少ないのだろうか。そうであっても、その出歩き推奨政策がなされていることで、コロナはもう落ち着いた、いまや一部の現象だと、世間は思い込んだにちがいない。

:逆の言い方をすれば、GOTOナントカはコロナ感染拡大政策になっているに違いない。それが証拠には、観光旅行先に多い沖縄と北海道の感染者数増大だ。だれか数字的に証明してくれることを期待している。では狂歌をひとつ。

 政府からそれ行けやれ行けGOTOとてがんばっておりますおいらコロナも

:イベントだって復活中、そう、わたしは先月末から今月にかけて、すでに3回のイベントに出かけましたよ。その前にはイベントに行きたくても、イベントがないのだから仕方なかったから、嬉しい。だが、もちろんこれには感染リスクを伴います。

:一人一人が感染リスクを背負い防御絶縁の姿勢をとりながらも、人々の交流で経済的損失から少しでも立ち直ろうという、その両者の行動配分がどのあたりが適切なのだろうか。
 それをだれも分からないで生きているなんて、手探りで行く暗闇の時代である。芝居の「だんまり」をやっている毎日だね。

:面白いと言うと語弊があるが、これだけ長期にわたると、人間社会にもコロナへの対応に党派性が生まれるらしいですね。アメリカの大統領選挙で分かったのは、共和党トランプ支持派は、コロナ対応無視とて大規模集会にも多くがマスクをしない。マスクをしないことでトランプ支持を表現する。一方の民主党バイデン支持派はその逆だな。コロナの方は全く党派性に無頓着に感染を広げているはずだから、そんなアメリカ人を理解できない。アメリカの州ごとのコロナ感染者数と政治的支持の相関を示す地図を観たいものだ。

:そういうわたしは身近にコロナ感染者がいないものだから、深刻さが一向に分からないままに、平気で横浜都心の繁華街をコロナの街観察徘徊を日々やっている。
 でも、外で密着して他人と話すような機会が全然ない。それは実に寂しいのだが、相手がいないから仕方ない。
 それでも先日、東京でのシンポジウムに行ったときに、知人たちに出会って密着とはいいがたいが立ち話をしたのが、久しぶりの他人との会話だった。
 年相応に人名を急に思い出せないのは仕方ないとしても、話し言葉さえも忘れているような気がして、オレはちゃんと話しただろうかと、後から気になったものだ。コロナは老人のボケを進行させる。

:街に出てもマスクが人々の顔にあるほかは、見たところは変化を感じないですね。店舗に入るときに体温を測られたり、手指消毒を促されて、コロナ禍にあることをハッと思い出すけれど。
 わたしも外ではマスクを着けるますが、面倒でたまらない。外出するときに必ず忘れて、玄関を出て数歩歩いて気が付いて取りに戻るありさま。

:マスクをしていないと、まるで非国民として排除される雰囲気が怖い。電車の中に1車両に1人か2人くらいはマスク無しの人がいる。信条に忠実なのか、単に忘れたのか。
 わたしは忘れたまま外出した時のために、カバンには3枚の予備マスクを忍ばせている。まあ、ハンカチにもなるからいいですよ。
 それにしてもマスクはまだまだ衛生用具であり、ファッションというレベルには至っていないと思う。ファッションに定着すると、人間はコロナに負けたと思うでしょうかね。

:アメリカの製薬企業がコロナのワクチン開発に成功しそうだというニュースがあります。たとえ成功してもいきなりコロナ退治ではなくて、消滅には1年以上かかるらしい。
 そのワクチンを人間に接種するには、量的にも時間的にも順番待ちが必要となるでしょうね。政策的には身体的弱者から、つまり幼児や高齢者優先でしょうかねえ。

:大量の救護者のための投薬の順位を決めるのは、選良という差別問題との撞着を避けられない。わたしは高齢者として、高齢者だからこそ、あえて言えば、十分に生きてきた高齢者をあとまわしにして、若者から接種優先にしてほしいと思う。無限の未来のあるものたちにこそまず生きてもらいたい。

:おお、ありがたい仰せだなあ、これも一種のトリアージュですよね。パンデミックにおけるトリアージュ論はあるのでしょうか、知りたい。ではわたしも狂歌をひとつ。

 天災か人災なるか病む天体いつものごとく淡々と冬

                           (2020/11/12)

参照コロナ大戦おろおろ日録

2020/11/07

1499【困惑する政治の季節】アメリカでも日本でも政治的騒ぎ中だが、これは次元が低いのか高いのかどっちだろう?

 日本とアメリカで政治的な騒ぎが起きて、解決がどうなるのか興味津々。
 アメリカは大統領選挙投票の開票が大詰めの時にあり、共和党トランプと民主党バイデンが肉薄する最中だが、敗色が濃いトランプが、なんだか汚い作戦に出ている。そんなことして良いのかしら?

 日本での騒ぎは、菅首相が学者連中に喧嘩を売ってしまって、国会論戦が大賑わいだし、学者たちも各種学会も抗議する騒ぎになっていること。
 今日の「伊達の眼鏡狐乱夢」は、「学問と政治」の在り方について真摯に憂える同年の友人からメールに対して、わたしの返信メールの形で、この政治的騒ぎの感想を書いておく。


●●さん  20201107 伊逹美徳より
 おはようございます。あえて政治的な話をします。

 今朝もまだアメリカ大統領選挙は結論が出ないようですが、驚くのはトランプの傲慢な態度であり、そのせいで両派の対立を深める大騒ぎとなり、しかも次元がどんどん低くなって来ていることです。
 アメリカはコワイですねえ、これじゃあ、銃を使っての騒ぎが今に起きるでしょうね。トランプなる人物を国のリーダーに選んでしまう、アメリカの人々を恐れます。
 かつて戦争が終わった時に、幼かったわたしたちが学び始めたころ、そのごの日本を導いた民主主義を教えてくれたあの国は、いったいどうなってしまったのでしょうか。

 いや、もしかして、国を2分するようなことでも、平気で声高に罵り合うのは、それこそが民主主義なのかもしれません。そう、上院と下院の多数派がねじれているのは、まさに多様な意見を容認する民主主義の表れでしょう。その点で、絶対多数派が衆参両院とも占めている日本では、民主主義が未熟なのかもしれません。改めて思うことです。

 さて別の意味で次元が低い(いや、むしろ高いというべきか)日本の学術会議問題の件、貴兄の真摯なご意見に、心から敬意と賛意を表明します。

 それにしてもアメリカ同様に、こちらの政治リーダーも利口でないようです。
 会議側の推薦会員の一部任命拒否をした首相が言うように、本当に学術会議の改革を目指しての今回の処置であったとするなら、あまりにもへたくそな政治的方法であることに、政権の中のだれも事前に気が付かなかったのでしょうか。
 多様な意見を排除する反民主主義的思想が丸見えです。

 推薦通りに任命しておいても、必要とする学会の改革に取り組むことをできたでしょうに、奇妙な作戦だと思います。
 学者相手に喧嘩しても、学術研究費の配分権を持つ政府には従順に従って問題にならないと思っていたとしたら、たとえそれが成功したとしてもしても、なんともゲスな政治と思わざるを得ません。

 しかも、首相の国会答弁が重なるにつれてわかるのは、首相は実質的なところは何も知らなくて、手続きだけやっているとしか思えないことです。だから、人事に関することだから答えないと、わけわからぬことをいいって逃げるしかないのでしょう。ほころびるたびに、そこら辺にあったぼろきれを拾って繕っているのです。
 いまや官邸官僚が肥大しすぎて、力量の無い首相は官僚任せでもやっていけるのでしょう。

 わたしはTVを見ないので、国会の委員会中継を時々刻々とネットで見ていますが、あの首相の言葉を聞き態度を見ていると、実に人間として情けなくなり、それで腹が立つよりも、次第に気の毒になってくるのです。「やはり野におけレンゲ草」です。

 そして実は、わたしはそのような人物を選出した選挙区内の街に住んでいるのです。
 そしてまた、わたしがそれを知ったのは、新首相就任直後に近所の商店街にお祝いの意を表す大きな掲示が出たのを見たからです。
 そうです、その方の選出には、わたしも棄権という方法で一役買っていたかもしれません。反省するしかありません。

 それにしても、東西で騒ぎが起きて、ボケが進みつつある老いの日々に刺激を与えてくれ、ちょっとだけでもその進行を止めてくれるかもしれない政治、これは高齢者福祉政策かもしれません。

 ではお元気で。草々

2020/11/01

1498【2020年10月フェイスバカ狐乱夢まとめ】 学者相手に新首相大喧嘩その間にコロナ10万人感染

 わたしのフェイスブック(フェイスバカとも言う)とブログへの2020年10月分の掲載記事です。
 今月もコロナの話も多いのですが、それよりも新首相が日本学術会議の会員改選につき、会議からの推薦名簿の一部を任命拒否したことが発覚して、会議からの抗議に対する新首相の大真面目な超ドジ発言が嗤いものになっており、わたしの狂歌もはかどりました。

10月1日 <東西リーダー選出狂歌>
 アメリカのコロナは脳に来るらしい高齢候補よ気の毒にねえ
 日本ではどうやって決めたのだっけアメリカ流の激論したっけ

10月5日 <新首相政策狂歌>
 
電話代下げて役所はデジタル化なんて分りやすい政策だこと
 近いうちスマホを国民全員に支給して一元管理をします
 スマホなくPCは壊れ庶民にはアナログ隠居の日々こそよけれ

10月6日 <新首相学術会議人事狂歌>
  
おおそうか99人は総合的俯瞰的に見て御用学者か
  見おろせば無用学者が6人と御用学者が99人

10月7日 ブログ 【横浜都心の秋】
 
8年ぶり川俣正登場、地下に動物園、川べりに緑の広場、超久しぶり外飲み会


10月9日 <ショミンの味方スカ首相狂歌>
 科学者を懲らしめた次はぼろもうけケータイ業者をいじめてやろう
 学問もスマホもGOTOも縁がないこのわたしには何してくれるの

<核毒ゴミ埋設文献調査だけで20億円狂歌>
 ぜひお願いわが家の地中に核のゴミ埋めてもいいか調査だけして
 美しい北の国よ気がつけば皿まで食らって北核道とは
 最果ての地の底深き核のゴミその解毒を祝う十万年の後

10月10日 <拒否6人の名簿を知らぬという首相狂歌>
  
八年で官邸宦官肥大して首相の役目は捺印と朗読

10月12日 ブログ【伊達の眼鏡ブログ新記事:能「善知鳥」】
 
コロナで閉じていた横浜能楽堂が開き、野村四郎演ずる能「善知鳥」(うとう)を観てきた。折しも台風14号、直撃はなかったがザンザン降り、今日の能の凄絶に似合う天候だ。もちろん能楽堂内は快適だったが、昔に見た野外能舞台でのこと、友枝昭世の善知鳥だったが、見所のこちらが舞台の演技さながらの責め苦に遭った能見物の思い出を記しておこう。能を観始めて30年、能楽師でも老いるのだなあ。


10月16日 ブログ【コロナ愚痴】
スマホなくネット社会に見捨てられコロナも見放すアナログ隠居  https://datey.blogspot.com/2020/10/1495.html

10月17日 <コロナの街狂歌>
    夜目遠目傘の内でなくっても美人ばかりのコロナマスク

10月21日 【通じぬ日本語】
 安うどん屋に入る、一番安い「かけうどん並」を注文、店員「並でいいのですね」、「いや、わたしは並がいいのです」、「はあ?、並でいいのですね」、「いや、オレは並を好きなんだよ、バカにするなよ」「はあ?」、意味が通じない、会話にならない、店員に日本語教育をちゃんとしろ。

10月22日 【コロナ日本感染者10万人突破】
 ほら、よくあるじゃん、何かイベントとか遊園地とかって、入場10万人目豪華記念品贈呈ってね、わたしも人生最後にせめてそれを狙おう、ただいま日本コロナ感染累計9万5000人余。

10月23日 ブログ【中越大震災記念日】
 
今日は16年前、中越大震災発災の日であった。あの豪雪山村に通った日々を思い出した。新幹線に乗って通った棚田のコメ作り、あのコシヒカリは一粒いくらについただろうか。この後でも東日本とか熊本とかあちこち災害は起きたが、なんたってすごい災害は新型コロナウイルスパンデミック。長く生きているとろくでもないことに出会うが、貴重な体験をしていろいろ考える種が尽きない、これって自然が与えるボケ防止対策かも。

10月25日 ブログ【カメラとスマホ談義】
 
壊れたカメラの跡継ぎの新しいカメラ買ったけど今回も中古品、ブックオフにて税込み3080円、CanonIXY930is、ちょっとだけ性能が上の機種。スマホ無くてこの世に生きていられるか人体実験やってるつもり。


10月27日 <国会新首相演説自助共助公助絆狂歌>
  孫自慢 じすけ・きょうすけ・こうすけ君・きづなちゃんもいる所信表明

10月28日 【今朝の新聞から:人体ナマ実験】
 
いやまあすごいなあ、野球場に3万人集めてゲーム観せて、コロナ感染人体実験なんてねえ、これじゃあコロナを馬鹿にするトランプを笑えないね、実はわたしもバカにしている、いや、コロナじゃなくてトランプをね、わたしも行ってみたいけど、野球には全く興味がない、入場料無料にしてくれないかなあ、人体実験参加する集団って、どんな人たちでどんな振る舞いするのか、そこに興味がある、行ってみたいなあ、これからコロナがなくなるまで、あちこちで人体実験イベントやるんだろうなあ、劇場でもやってくれえ。
 アーッ、わかったぞ、これってオリンピックへの布石なんだな、そう、オリパラも人体実験なら許されるんだな、うーん、見かけだけでもコロナに打ち勝つ大陰謀かあ、、。

10月29日 <新首相学者相手に喧嘩売る狂歌>
  そのむかし曲学阿世の徒と嘲りし学者嫌いの首相なつかし
  六人は曲学阿世の徒なればと応えあらぬは史記を知らずや

10月30日 <新首相いろいろ言い訳け>
 
たたき上げ学者がいない、秋田出身学者がいない、法政出身学者がいない、10代学者がいない、LBGT学者がいない、、うむ、タシカニ、、

<日本国内コロナ感染者ついに累計10万人突破>
 
記念に各世帯10万円再度支給ってあるといいなと思えど、これでは感染促進効果になるだろうなあ、それじゃあ10万人越えるごとに10%消費増税するっていかが、これなら感染抑止予防効果がありそうだ。